jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

残念ながら…

2004年11月30日 | コナモンズ
あぁ…惜しかったなぁ
この言葉本当は使いたくないんですけどね(笑)

28日のスポーツ紙から
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猛追及ばず!コナモンズ優勝逃す

04年11月シーズン、C-146リーグ最終戦。首位チームの優勝は決定しているものの、最終戦で首位が負けコナモンズが勝てば同率優勝の可能性も残されている。いづれにしろコナモンズは勝利する以外にない。緊張感とファンの期待に後押しされるようにコナモンズナインはグランドに飛び出して行った。

後半戦を10勝3敗と快進撃で首位を猛追するコナモンズにプレッシャーは関係なかったようだ。先発小熊は無難な立ち上がりで1、2回を抑えると勢いに乗るコナモンズ打線が援護射撃。6番春日井から1番高宮まで長短含め5連打で一挙3点を先制。小熊は直後の3回に1点を失うもその後は完璧なピッチング。7回を5安打1失点に抑えると8回からはクローザー大江がピシャリと抑え今季10セーブ目で11月シーズンを締めくくった。最終戦を3-1で勝利したものの首位も勝ったため結局1ゲーム差のまま惜しくも2位。参戦後2シーズン連続での2位フィニッシュとなった。

  11月28日 オコノミスタジアム 観衆38000人
  チーム    1  2  3  4  5  6  7  8  9   計
   SS     0 0 1 0 0 0 0 0 0  1
大阪 コナモンズ  0 3 0 0 0 0 0 0 0   3
   勝:小熊 翔太 3勝2敗
   S:大江 亮太 10S


試合後行われた記者会見では飛跳監督の複雑な表情ばかりが印象的だった。新規参入後2シーズン連続での2位という結果に「選手は本当によく頑張ったんですけどね」とまずは選手を称えた。「個々の成績は申し分ないでしょう、なのに前半勝てなかったのがねぇ…」確かにチーム防御率は2.41、チーム打率も.289と数字だけを見れば文句なしの成績だ。飛跳監督はその原因を探りかねているようで「采配の問題と言えばそれまでなんだが、第1節の負け越しが痛かったなぁ。それで前半戦の歯車が狂ったのかもしれない。」後半戦だけみれば10勝3敗と大きく勝ち越しているだけに序盤の躓きが痛かったようで「昨シーズンと同じコメントじゃ記事書けないね」とおどけて見せるのが精一杯だった。
しかし表情を和ませる場面もあった。「優勝チームはウチと同じ守り勝つチーム、その点でウチの方針は間違ってないと言うことは証明できたと思う」と笑みを見せると「先発陣は1試合平均7回まで投げて防御率は2点台でしょ?出来すぎです。」今季の補強とチーム方針の正しさをアピールしてみせた。最後は「打線も後半13試合で59点でしょ。1試合2点台の防御率と平均得点4点台なんだから負けるはずないのにね(笑)」と報道陣を笑わせ、「だから今季はトレードなし」と全選手の残留宣言まで飛び出した。
飛跳監督の前向きな姿勢と現在の戦力が噛み合えば優勝も近いだろう。それにはまず開幕後の5試合を勝ち越しで終える事がカギになるだろう。もちろんそれは飛跳監督も理解しているはず。監督は「開幕ローテを見ていてください」と力強い言葉を残して会見場を後にした。

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この記事は例によって例のごとくです(笑)
「BrainMagicBASEBALL」
「大阪コナモンズ」04年11月シーズン終了 C-146リーグ 15勝10敗 2位 首位とのゲーム差1.0

ためらわず一歩前に出る勇気

2004年11月30日 | 家族
休憩中は閑散とした消防本部内でチーちゃんと鬼ごっこ(オイオイ 笑)
当たり前のことなんでしょうけど署内には無駄なものは一切なく
電灯も必要最小限の場所のみ点灯されていて案内された休憩場所は暗くて寒い場所でした。
もちろんすぐに隊員の方が飛んできて灯りをつけてくれましたけど(笑)

さて、20人が2つのグループに分かれ人形を使った講習に入ります。
この人形くんA,Bは相当なヴェテランらしく、
Bくんなどは「人工呼吸しても上手く空気が入らないかもしれませんが気にしないでください」と言われてたし
オマケに「腕がもげてますけどこれも気にしないでいいですから」と講師の方から説明されてました(笑)

僕らはそのBくんグループになったのですが
嫁さんは「あっち(Aくん)の方が良かったのに」などと言っておりました。
そう言われてみればAくんの方がオトコマエかも…(笑)

ビデオと講習で学んだとはいえ、実際の人形を前に緊張気味の参加者たち。
熱心にテキストを読んだり隣の人と確認しあったりしてたのですが
ここで講師の方から救いのお言葉が…
「皆さん、そんなに真剣に覚えなくてもいいですよ~」
「周りの皆さんで次に何をするか、間違っているところは教えてあげてくださいね」
そう言われてもねぇ…
「何しろ人命にかかわることなんだから間違ったらマズイやん」と思っていたのですが…

「実際の現場でも119番の司令室の方から手順や方法は電話で指示をしますから」とのこと。
そっか、だったら安心して間違えられる(オイ 笑)

ってことで一番端にいた50代の男性から実技がスタート。

手順としては
意識の有無の確認
     ↓
大きな声で助けを呼ぶ(通報を依頼)
   ↓
気道の確保
   ↓
呼吸の有無の確認
   ↓
人工呼吸 2回
   ↓
循環サインの確認
   ↓
心臓マッサージ 15回
人工呼吸 2回
   ↓
これを4セット繰り返す
   ↓
循環サインの確認


とやっていくのですが、これが上手く行かない。
緊張と間違えちゃいけないと思うから一つ一つの動作がぎこちない。
周囲の参加者も声をかけていいのか迷っていると
「周りの方は見ているだけじゃなくて教えてあげてください」と講師の方。
見ている側の緊張感はそれほどでもないので次々にアドバイスの声が上がる(笑)

こうして皆さん次々にクリアしていく。
そしてチーちゃんの番になった。
本人は緊張のあまり声が出ない…
もちろん親も緊張している(爆)

その時隣のグループから呼ばれた。
「こちらの人形が空きましたからお父さん(僕のこと)こちらへどうぞ」
ええーっ!
これからチーちゃんがやろうとしてるのにー(笑)
後ろ髪引かれながら隣のグループへ。
チーちゃんがBくんの横に立つと周囲の参加者の皆さんが一層そばによって
応援してくれているのが見える。

ところがこちらも実技しなきゃいけない。
もう緊張でのどはカラカラで声が出ないし
手は震えるしひざはがくがくでAくんの隣にへたり込む(笑)
もう頭の中は真っ白で何やっていいのかわからない状態。
すると周囲の方から「救急車呼んでください」と声がかかる。
人工呼吸では胸が膨らむと「空気入りました」と教えてくれる。
これがとても心強い!
人工呼吸で空気が入らなくて焦っていると
目の前の女性が「ビニールシートが口からずれてます」と教えてくれたり(爆)
周囲の声というのがこんなにありがたいものだとは思わなかった。

一通り終了し脱力感いっぱいで立ち上がると
「娘さん立派にやってましたよ」と講師の方に言ってもらえた。
自分のことよりその方がうれしかったりして(笑)

そんなこんなで実技も終了。
最後に講師の方はこんな言葉でしめくくった。
「今回、皆さんは本当によくできていました。どうか自信を持ってください。
 ご家族が倒れたりした時に命を助けるのは貴方です。私達が到着するまでは貴方が頼りなのです。
 何よりも大切なのは『ためらわずに一歩踏み出す勇気』なのです」

講習終了後、司令室を見学させてもらった。
わずか10分ほどの間に3件も実際の119番通報があった。
出動までの速さと冷静な対応に驚いた。
そして、こういう事態は決して他人事ではないのだとも思った。

外に出るともう外は真っ暗になっていて
隣のコミュニティセンターに歩いている途中にも1台救急車が出動していった。

コミュニティセンターに入るとチーちゃんの絵の展示がない。
案内で聞くと「絵画展は今日の5時で終了です」と…
時計は5時20分を指していた(笑)

僕「あらら、講習行く前に見ておけばよかったね」
チ「ホンマや!」
僕「ま、チーちゃんの絵は家でいつでも見られるし…」
チ「それとこれとは別やろ…」
僕「ご、ごめんね」
泣きそうなチーちゃんをなだめつつ駐車場に向かうのだった。


今回の講習で最も勉強になったのは
実際の心肺蘇生の方法というよりも
それを知っている事の方が大切なのだと思った。
こうして習っていれば万が一の場合でも対応できそうな気がするし、
習っている人が増えればその場で救助しようとしている人にアドバイスだってできる。
電話線の向こうでは冷静で的確な司令室からの指示も受けられる。

やっぱり自信なんてないけれど
周りにはサポートがいっぱいあって
救急車が到着するまで救命リレーの第一走者くらいならなんとかできそうだと思った。
「ためらわずに一歩前に出る勇気」が少し身についたような気がした。