jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

どっよぉ~ん

2004年11月10日 | 生活
もう…ダメだ…
何もやる気が起きない。

はぁぁぁぁ

会社で僕の使ってたPCが壊れました。
データが全部飛びました。
ま、仕事関係の資料はバックアップ取ってあるから
修復にはたいした手間じゃないからいいんだけども…

会社で内職してたお絵描きのデータや
ちょこちょこ書いてた文章や
BMBのコナモンズのデータはバックアップ取ってないんだよね

何がショックって仕事よりそっちの方がショックだよ~(爆)
仕事の資料なんて伝票めくっていけば修復できるけどさ…
お絵描きや文章は二度と同じものできねーよ。

うぅぅぅぅぅ

コナモンズのデータだって一から作り直すわけにはいかないし…
今月もチームの成績がイマイチだから手を入れようにもデータがないとねぇ。

そんなわけで
珍しく凹んでいるのです。
これからは趣味のデータもバックアップ取らなきゃなぁ…
会社で内職なんてするからだよってツッコミはなしでお願いします(笑)

翼よあれが勝利の灯だ ~2~

2004年11月09日 | サッカー
僕は1967年生まれ、もうすぐ37歳になる。
同じ1967年生まれの男が目の前の鮮やかな緑の芝の上を走っている。
そのしなやかな体のキレや走り出すスピードは半分ほどの年齢の選手にも負けていない。
カズは美しく激しくピッチ上でボールと戯れる。

主力4人を欠く鹿島、神戸も2人が出場停止中
キックオフ直後から神戸が攻勢をかける展開が続く。

中盤でのチェックが機能している。
高い位置でボールを奪うと一斉に神戸の選手が有機的に動く。
特に播戸とカズのツートップの動きがすばらしく
前半何度も鹿島ゴールに迫った。

一方鹿島はボールの収めドコロを見つけられずにいた。
ボランチから前に進めないでいる。
タメが作れないからサイドの上がりもほとんど見られない。
迷っていると神戸の積極的なチェックに合い中盤でボールを奪われる。
皮肉にも小笠原や本山の存在感が際立つ展開となった。

ゴールは時間の問題だと思えるほどに今日の神戸は出来がいい。
ホージェルがボールをキープ、
ホルヴィにボールが渡るとエサを欲しがるヒナ鳥のように選手達が一斉に動き出す。

そして問題の時間は前半31分に訪れた。
ペナルティエリアでディフェンスをひきつけ粘った播戸が中央に出したボールは
走りこんでいたカズの足元にピタリ。
カズはまるで練習でもしているかのように落ち着いてゴールに流し込んだ。

どぉぉっ!
ほんの一瞬の間をおいてどう頑張っても文字では表現できない音がスタジアムを包み込む
スタンド全体が揺れる。
誇り高き37歳に僕も立ち上がってありったけの声援と拍手を送った。

スタジアムが宙に浮いているようなざわめきの中
いかにも神戸らしい展開が待っていた。
一瞬の気の緩みか…
ゴールからわずか2分後バロンにペナルティエリアへの侵入を許してしまう。
あわてたディフェンダーが思わず倒してPK。
今度も文字では表現できないようなため息にスタジアムが沈む。

その後バロンが2枚目のイエローで退場となり
前半はそのまま1-1で終えた。

本当にあっと言う間の45分。
チーちゃんもMくんも興奮気味で
チーちゃんは封を開けたお菓子を食べるのを忘れていたほどだった。
「どうだった?」僕が聞くと
Mくんは「スゴイ!面白い!」と答え
チーちゃんは「サッカーより応援の方が面白いわ」と言った(笑)

後半開始早々は鹿島の時間。
10人になった事で攻撃がはっきりしてきた。
DFやボランチから長いボールで快速FW深井を走らせる。
深井は本当に小さいけれどものすごく速い!
対角線に大きく蹴られたボールを神戸ディフェンダーと追いかけっこするのだが
それにことごとく勝つのだ。
面白い!
今後が楽しみな選手だ。

深井が前でボールを持つ事でほかの選手に上がる余裕ができた。
さすがにそうなった時の鹿島の攻撃は迫力がある。
しかし、神戸のディフェンス陣も今日は粘り強く守る。

攻め込まれている時間帯に神戸は2点目をものにする。
播戸が得意のドリブルで右サイドからペナルティエリアに切れ込む
鹿島ディフェンスは止めきれず思わずユニフォームを掴んだ。

播戸のPKに神戸サポの誰もがドキドキしていたに違いない(笑)
祈るような緊張に包まれたゴール裏のサポーターをあざ笑うかのように
播戸はボールをふわりと浮かせた。

うぉぉーっ!
安堵と興奮にこれでもかというくらい旗を振るサポーター。
しかしその興奮も長くは続かなかった。
またしてもゴール直後にPKを与えてしまった。

しかし、今度はため息ではなく歓喜の声がスタジアムを包んだ。
スコアは2-1のままだったからだ。

その後も神戸の攻勢は変わらず。
照明に照らされた芝の緑の美しさに目を配る余裕もできた。
ジリジリとしたロスタイムも無難に終えた神戸が勝利を飾った。
これでJ1残留決定。

スタジアムは喜びのざわめきがインタビューの最中も収まらない。
そんな中僕らは席を立った。



ウイングスタジアムの外にはミサキガーデンという
屋台とビアガーデンの中間のような施設が作ってある。
試合後にビールでも飲みながら語り合おうと言うことらしい。

通路を柵で区切ったスペースにはいくつかの椅子と会議テーブルが置いてあるだけ
当然足りないので客はみな地べたに車座になって座り祝杯をあげる。
テントではビールの他に焼きそば、おでん、餃子、スパゲティ、からあげなどがあって
それがどれも200~300円ととても安くて美味しい!

そんな素晴らしいとこに僕らが寄らないわけがない(笑)
友人のボランティア仲間も一緒になってみんなで乾杯!
すっかり暗くなった空の下でみんなで輪になって
サッカー談義に花を咲かせて飲むビールは最高に美味い!
チーちゃんもMくんも焼きそばにからあげにソフトクリームと次々にたいらげる(笑)

ずっとこうしていたかったがそうもいかない。
何せこれから2時間かけて帰らねばならないのだ…
途中三宮で飲みに行くという友人達と泣く泣く別れ(笑)
僕らは再び乗換えを繰り返す帰路についた。

電車の中ではチーちゃんもMくんもぐったりと疲れて眠り込んでいた。

Mくんを送り届けて帰宅したのは21時を回っていた。
それなりに楽しんでくれただろうと眠そうなチーちゃんに感想を聞く。
チ「なぁ、パパ23日って休み?」
j「うん、祝日やから休みやけど…」
チ「次は23日に試合あるねんて」
どうやら友人に次の試合のスケジュールを聞いたらしい(笑)
j「また行きたいの?」
チ「うん!めっちゃ行きたい!」
眠そうだったチーちゃんの目がパッと開く。

「23日じゃなくてもいいから絶対、絶対また行こうな!」
チーちゃんの口からそんな言葉が出るとは思わなかった。

そんなに面白かったのかと聞く嫁さん眠気も振ったんだ様子で熱心に語るチーちゃん(笑)
「あのな、すごく選手がちかくに見えるねん」
「ボールを蹴る音とかぶつかる音とか聞こえるねんで!」
「サッカー選手って大きいねん、でもな走ると速いんやで」
「目の前走っていくのがすごい迫力あって、ライオンみたいでドキドキしたわ!」
苦笑いの嫁さんにチーちゃんは興奮が蘇ったようにまくし立てていた。

PCを立ち上げた僕にチーちゃんが寄ってきた。
「今日のサッカーテレビいつ放送するん?」
J-SPORTSのサイトで調べてみる。
「なぁ、いつなん?」焦るなチーちゃん(笑)
「10日(水)の21時からやな」
僕がそういい終わる前にチーちゃんはまるで今日のカズのように走り出していた。
カレンダーの前に立つとペンで10日に丸をつけてその下に「9時からサッカー」と書き込んだのだった。

「そんなにサッカー好きになったん?」と僕が聞くと
チーちゃんはこう答えた。

「だってテレビに映ってるかもしれんやん!」

この日の体験は確実にチーちゃんの中に何かを残してくれたに違いない。

そして僕は今日のカズに刺激を受け
「少しダイエットして運動しなきゃ!」
と思いながら目の前のチョコレートに手を伸ばすのだった(爆)

翼よあれが勝利の灯だ ~1~

2004年11月08日 | サッカー
これ以上ないというほどの秋晴れ。
昨日、11月7日行ってきましたよ!神戸ウイングスタジアム。

チーちゃんと友人の息子Mくんを連れて3人で
電車を3回も乗り換えて約2時間かけてえっちらおっちら出かけました(笑)

さすがに鹿島戦。
スタジアムに向かう地下鉄は満員状態。
目の前に座ってはったおばあさんは「今日は何があるの?」とチーちゃんに質問
チーちゃんは「サッカー見に行くねん」とぶっきらぼうに答えた…
というのも、チーちゃん今回のウイングスタジアムは乗り気じゃないのだ(笑)

普段サッカー見ながら声を荒げる僕に不信感を抱いているチーちゃん。
最初に誘った時も「サッカーなんて興味ないねん」とバッサリ(笑)
でも、僕はスタジアムでどうしても見て欲しかった。
それがたとえ興味のないサッカーでも一つの経験として体験して欲しかった。
という建前で強引に神戸行きを決行したのだった(笑)

そんなわけで
行きの電車では文句ばかり言ってたのだ。
一方Mくんはサッカーに興味アリアリで
今回の話を聞いて自分から一緒に連れて行って欲しいと言ってきた。
対照的な二人を連れて地下鉄は和田岬駅に到着した。



万博や長居には何度か足を運んだ事があるのだけれど
ウイングスタジアムは僕にとっても初めての経験。
青い空に翼が良く映える。

ボランティアしている友人に連絡を取る。
この団体のピンバッジをデザインさせてもらったんだけど
今回はそれもあってチームから安いチケットを融通してもらっているのだ。
その団体への入会届けと会費を払って自分のデザインしたピンバッジを手にする。
うはぁ…こうしてちゃんとモノになると別物のようで感動する(笑)

僕、チーちゃん、Mくん、友人の4人でいざスタジアムへ!
友人は「今日は人が多いから早めに座席確保しないとね」と足早にスタジアムを進む。
メインスタンドホーム側の自由席に到着すると友人の仲間が最前列の席を確保していてくれた!

ウイングスタジアムの最前列はすぐ目の前がもうピッチ。
陸上競技のトラックがないので選手が間近に見られるのだ。
美しい緑の芝、高い空、近代的で美しいスタジアム。
いやがおうにも気持ちが高揚してきて落ち着かなくなる。
…チーちゃん以外は(笑)

その日はポケモンがゲスト(笑)


Jリーグディビジョン1 2ndステージ第12節 ヴィッセル神戸VS鹿島アントラーズ
練習のため選手がピッチに登場すると
ピカチュウで和んでいたゴール裏の空気が一変する。
神聖な儀式のような歌と太鼓と声援。
空気が張り詰めて行くのがビンビンに伝わってくる。

15:34キックオフ!


さすがのチーちゃんも興奮気味で
いつしか応援にあわせて拍手をしている。
Mくんは目を輝かせて一瞬たりとも見逃すまいと身構えている。
これなんだよなぁ…
このナマの緊張感と迫力を肌で感じて欲しいんだ。
サッカーが好きにならなくてもいい。
でも決してこの体験は忘れる事はないはずだ!
僕はもちろんすでに前のめりである(笑)

肝心の試合は…
その2につづくのである(笑)

どうして

2004年11月08日 | 生活
世の中こんなにもいろんなことが次から次に起こるのでしょう。
ココに書きたいネタが毎日山のように降り注いできて
それでも記事にする時間や場所は限られてるし
第一この脳みそがその処理に追いつかない(爆)

あぁ~
どこかに脳みそのメモリやCPU売ってる店ないかなぁ(笑)


いつのまにか怪獣になっていた

2004年11月04日 | 家族
昨日は文化の日ってことで
文化的に休日を過ごそうと意気込む事も無く(笑)
朝は9時までしっかり寝坊なんかしてみた。

特にどこかに出かける予定も無かったので
家でのんびりと文化的にごろごろして過ごすと心に決め(笑)
部屋着のまま(家ではずっとDickiesのツナギで過ごしてます)朝ごはんを食べ
チーちゃんニパちゃんと「おかあさんといっしょ」のCD聞きながら歌ったり踊ったり(笑)
朝はしょぼしょぼと雨が降っていたけれど
いつの間にかすっかりと上がっていたようで嫁さんは洗濯に精を出していた。

チーちゃんとニパちゃんが二人でテレビを見ていたので
僕は一人でそっと2階に上がり
久しぶりにiMacの電源を入れる(笑)

もう何年目になるだろうか。
今の会社の子会社の事務所で使っていたのだが
事務所を閉める時に半ば奪うように買い取った(笑)
誰もが衝撃を受けた一番最初のiMacだ。
もちろん今のとは比べるまでもなく性能は低いのだけれど
それでもお絵描きするにはとても速くてキレイで使い勝手がいいのだ。
東京での2年間の単身赴任生活をともに戦った戦友でもある(笑)

で、家庭内LANなんか組んでみようかと思っているのだけれど
そんな知識も技術も持ち合わせていないので
とりあえずネットだけでも繋げようと思って作業を開始…
と言ってもルータにLANケーブル繋いで設定ちょこっといじるだけなんだけどね(爆)

で、昔描いた絵やHP用の素材なんかのデータを開いて懐かしんでいたりしたら
チーちゃんとニパちゃんがやってきて
「パパあそぼーよー」
とりあえずネット接続できたからいいかとシステム終了。

チーちゃんと二人でニパちゃんえお追いかけて遊んでいると
洗濯を終えた嫁さんが上がってきて
「チーちゃんはピアノの発表会あるのに練習しなくていいの?」
「今からやろうと思ってたんやんかぁ!」と子供らしい返事を返すチーちゃん(笑)

チーちゃんは課題曲を練習し始めたが
歩けるようになって自分の好奇心を満たす喜びを覚えたニパちゃんが黙っているわけがない
早速キーボードにテケテケと近づいてジャーンと鍵盤を叩く(笑)
当然練習になるはずもなくみんなでキーボードで遊ぶことになる。

トーンはパーカッションを選択すると
ニパちゃんが鍵盤を叩くたびにバスドラムやスネアやハイハットが鳴る
ドンスチャシャムシャムチャカチャカポコマラカスや木魚も鳴る(笑)
嫁さんは呆れ顔で布団を担いでベランダに向かう。

朝が遅いとお昼ごはんはすぐにやってくる。
「ママ忙しそうだからパパと二人でお昼ご飯作ろうか」
チーちゃんの提案で二人でお昼ご飯を作る。

冷蔵庫物色して残り物の白菜と封のあいたウインナーを発見。
レンジの横に少し残ったマカロニもある。
チーちゃんはコンソメを取り出し「スープにしようよ!」
よっしゃ、後はなるようになれ!だと調理開始。
まずはチーちゃんが白菜とウインナーを切る。
その間に僕がお湯を沸かしてマカロニをゆで始める。

ニパちゃんは嬉しそうにあっち行ったりこっち来たりしている(笑)
たまに抱き上げておねえちゃんの包丁さばきを見せてあげると
「おをーっ」と歓声をあげて拍手!

もう一つの鍋にマーガリンを入れ
チーちゃんが丁寧に切ったウインナーと白菜を炒める。
大きさもちゃんと揃っていて、白菜は芯の部分と葉の部分をちゃんとわけてある
腕を上げたな…チーちゃん(笑)

軽く塩コショウと顆粒のコンソメを振りいれ白菜の水分が出てきたら
鍋に水を追加して煮込む。
ちょうどマカロニも茹で上がった。

煮立ったらシチューの素を少々入れ味を見る。
ちょっと塩分強いくらいでちょうど良い。
マカロニを加えてひと煮立ちしたら牛乳をドボドボと注ぐ。
最後はチーちゃんが味見してOK出たら完成だ。

えーっと、良くわかんないけど、「白菜と牛乳で適当に作ったスープ」の出来上がり(笑)

味は上々。
ニパちゃんもウインナーとマカロニを沢山食べてくれた。
満腹感と達成感は睡魔を呼ぶ(笑)
たとえ牛になろうともこのウトウトはやめられない(爆)

15分ほどごろごろしていたら2階からチーちゃんの甲高い声が…
「パァパァ~ 何やってるん?」
呼び出しをくらって2階に上がる。
嫁さんはニヤニヤしながら行ってらっしゃいと手を振っている(笑)

2階に上がるとチーちゃんに紙を手渡される。
「かいじゅうはまほうのステッキでたたかれるとねてしまう。
 ねちゃったかいじゅうにチーちゃんとニパちゃんがカゴをかぶせる。
 つかまえてやったー!とよろこぶ」
…これはシナリオかい?(笑)

テレビでやってた魔法使いのおもちゃを手に並んでコチラを見て頷く姉妹。
怪獣役は僕ってことか(笑)

チーちゃんニパちゃんの魔法攻撃に倒れこむ怪獣jump。
しかしそのままやられるような怪獣ではない!
カゴをかぶせようと近づいてくるチーちゃんとニパちゃんに反撃だ!
キャーキャー言って逃げる魔法使いの姉妹(笑)

ドタンバタンと埃と騒音を撒き散らしながら
文化の日の午後は過ぎて行った。


何事が起きているのかと
嫁さんが階段を上りきらずに顔だけ出して部屋をのぞいていたことは
魔法使いにはナイショにしておこう(笑)





コナモンズ優勝への道(笑)

2004年11月02日 | コナモンズ
本日のスポーツ紙 号外!

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来季優勝へ!コナモンズ新戦力加入!

2004年10月、最初のシーズンを2位で終えた「大阪コナモンズ」は本日午後、大阪市内のお好み焼屋で飛跳益三監督兼オーナーによるトレード選手発表の記者会見を行い、新戦力の加入により11月シーズン優勝に向けて気勢を上げた。
最初のシーズンは2位とはいえ得点89に対し失点が110と優勝争いをしていたのが信じられない成績。特に先発陣は73失点、防御率4点台とその強化が急務である。打撃部門では小枝、荒川の1.2番コンビの定着と笹沼、刹木のクリーンナップの復調など明るい兆しがあり、基本的にはこの路線を継承すれば良い。11月シーズンに向けてのポイントは投手力の強化にあると言える。

実は、11月シーズンに向けての構想は10月シーズン半ばから始まっていた。飛跳監督によれば、先輩である「川口ケロヨンズ」ケロ監督の談話などから、「選手を切るなら愛着がわく前にしなくては」と危機感を強めていたといい、そのためのトレード放出基準の策定に着手したのは第3節終了の頃。その基準は、投手であればシーズン通しての投球回数の少ない投手、負け越している、防御率とランクの兼ね合い。野手ではシーズン1~5各節の打率が一度も3割に届かなかった選手、出塁率3割未満、四球の少ない選手がそれぞれ基準となった。
飛跳監督によると、投手部門ではBランクながら5戦全勝、防御率0.69と圧倒的な安定感を見せた鶴見颯はエースとして当確。3勝2敗と勝ち越しを決めた盛田匠(B)神野徹(S)は合格ラインだがエースとして期待していた神野は成績としては物足りない。島谷健(C)の1勝4敗は運に見放された感はあるが、基準を満たせず放出リスト入り。前山陸(A)は5試合で16回1/3と先発として最低限の仕事がこなせず、Aランクで防御率二桁では放出やむなし。
一方野手は打順や守備位置の入れ替えで後半は成績も良かったことから手をつけない事も考えたが、出塁率2割台、1~5各節で打率3割を超えられなかった三好一輝(D)米沢稔(E)の両選手の放出が決定した。
また、先発投手強化のため中継ぎ投手、控えの野手全てをトレード対象とし、10月シーズン終了直後から獲得選手の選定作業に入った。

まず、野手は広野武志外野手(C)と泉谷和夫捕手(D)を獲得、どちらもミートの上手い選手だけに打線の繋がりが期待できる。課題の先発投手は東条秀樹投手(A)と小熊翔太投手(S)を獲得した。制球力のある投手の加入で先発でゲームを作る野球に期待したいところだ。

大阪コナモンズの来季の戦略は、投手は先発に絞って防御率、被安打率、奪三振率、与四球率(それぞれ1試合9回まで投げた場合を想定したもの)を算定しており、対戦相手の特徴に合わせて各節ごとにローテーションを組み替える。
野手は1節ごとに打率、出塁率、長打率のデータを基本に打線の繋がりを重視したオーダーを組んでいくという。
会見の最後に飛跳監督は「わずか1シーズンとはいえ選手のトレードには胸を痛めている。特に序盤は私の起用法にミスがあったので選手には申し訳ないとも思う。またツキがなく成績が残せなかった選手もいた。それでも我々は優勝を目指し常に前進して行かねばならない。トレードの結果素晴らしい選手を獲得でき、優勝を狙えるチームになったと自負している」と語った。時折唇を噛み締めながらゆっくりと語るその言葉の裏には「このチームは苦渋の決断の上に成り立っているのだ」との思いをにじませていた。データと温情、飛跳監督の苦悩はこの先ますます強くなって行くだろうが、それ以上にチームが強くなることでコナモンズ優勝は現実のものとなるだろう。

新入団選手のコメント
広野武志外野手(C)「チームバッティングを心がけ必ずコナモンズで優勝を勝ち取ります」
泉谷和夫捕手(D) 「僕に求められるのは先発陣の安定だと思っています。早く全投手の球を受けたい」
東条秀樹投手(A) 「まずは初戦を勝ちたい。そうすれば流れに乗っていけるはず。」
小熊翔太投手(S) 「もちろん5戦全勝を目指すよ!胴上げ投手になれるよう監督にお願いしようかな(笑)」

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この記事は例によって例のごとくです(笑)
「BrainMagicBASEBALL」
「大阪コナモンズ」04年11月シーズン リーグ未定