8月の半ばから半月ぐらい、
夜になると犬のモモが家の中に入りたがった。
雷や花火の音に怯えていたこともあるだろう。
窓ガラスを「トントン」と叩くのだ。
以前
ぱにっくモモ という記事を書いたが、
こんなことが毎日行われるようになった。
とりあえず、新聞紙を敷いて窓を開けると
自分から飛び込んでくる。
そしてある程度の時間になったら、一度外に出て
それから玄関に連れて行き、玄関で寝るようになった。
そんなある日。
部屋に入れてもらったモモが、
誰も知らないうちに玄関に移動していたことがあった。
私は2階の部屋にいて、父は1階の奥の部屋、
母はトイレに入っていたので、誰も見ていなかった。
トイレから出てきた母が玄関にモモがいるので
「モモを移動させたのは誰?」と騒ぎはじめた。
えー、自分で勝手に玄関に行ったんでしょ、と思いながら
様子を見に行った。
神妙な顔つきのモモが、玄関にいた。
母は玄関にモモの寝床を作っていたので
私は部屋に敷いてあった新聞紙をちょっとだけたたみ、
また、2階の部屋に戻った。
そうしたら・・・
「ちょっとちょっと大変!!」と母の声。
今度はなによーと、また1階に行ってみると。
「モモが新聞紙をたたんだ!!」と母。
指差す場所には、さっき私がたたんだ新聞紙があった。
++モモがひとりでできたらすごいって++