添付した記事に対するコメントを見てがっかり。
今の若者はこのレベルなのだろうか?
確かに実用にはならない。
でも、これが動かないと即答してしまう。
もう、日本はダメなのかも知れない。
ブロアーと傘。
その1対1の関係で力が釣り合って動かない。
動いていないのはその頭だ。
ブロアーから出る風の流れを追わねばならない。
つまり重要なのは傘の内側と外側の圧力差だ。
ブロアーから出た風は傘の内圧を上げる。
それと共に傘に沿って風が流れ、外部へ移動する。
そして、傘の末端で傘外側の空気を巻き込んで後ろへ流れ、結果的に傘の外側、この場合進行方向の圧力が下がる。
で、傘の外と内で圧力差が生まれ、移動する事になる。
まあ、この実験ではその圧力差が小さすぎて、他の抵抗に打ち勝てないのだろう。
この仕組みは、あまり意味が無いのかもしれないが、浅くて藻がいっぱい生えた湖上を進む方法などには面白いのではないか。
まあ、アイデアはいろいろあるだろう。
外人の元画像はエンジン式のブロワーを使ている。
この段階で出力に極端な差がある。
またコメントに、本当に動いたら永久機関だと言うのがあったが、モーターを使っているので永久機関ではありえない。
エネルギーが何処へどのように作用したかを考えても面白い。
ブロアーが出力したエネルギーは何処へ行ったのかと。
風の流れと言うのは不思議で面白い。
例えば、ヨット。
真後ろから風が吹くより、斜めの向かい風の方が早く進む。
隠居は若かりし頃、貸しヨットでバイトをしていて、暇な時は勝手に乗って良かった。
エンジンの音もなく、風の力だけで波を裂いて走るヨットは怖い程だ。
物理現象をいろいろな観点で分析する事から、新しい物が生まれる。
技術者に必要なのは観察力だ。
そして、技術者は決して「出来ない」と言ってはいけない。
出来ないと言う事は証明できないからだ。
自分でなくても、いつかは、誰かが可能にするかもしれない。
でもでも、変なウソに決して騙されてはいけない。
フラットなんとかとかねw
でも、興味を持って意見を述べる事は良い事だ。
新しい目でいろいろ観察してもらいたい。
日本の為に。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます