平成15年10月3日(日曜)、今日は久しぶりの晴天です。
気軽なバイクツーリングを…と考え、かねてより一度行ってみたかった歴史国道「竹ノ内街道」を目指して走ることにした。
《以下、「竹ノ内街道」についてネット調べ》
★竹内街道⇒二上山の南麓・竹内峠を越えて奈良県葛城市の長尾神社付近に至る約26kmの街道 →Wikipedia《竹内街道》
★歴史国道⇒ 歴史上重要な幹線道路として利用され、歴史的・文化的価値を有する道路として国が選定した→Wikipedia《歴史国道》
出発(10月3日[日曜] AM10時:06分)
出発時のODOメータは19739Km、太子町を目指します。
出発点から道の駅「近つ飛鳥の里・太子」までの走路を示す。
①内環状線(R479)の深江橋で左折
②阪神高速13号東大阪線を外環状線(R170)へ出て一気に南へ走行
③羽曳野市に入り、南阪奈道路下の交差点で左折
④約1kmで橋を渡って右折、府道27号を南へ
⑤約2km走り、太子交差点で左折して太子町の古い町並みを道なりに進む
⑥三叉路(六枚橋)の突き当たりが国道166号なのでそこを右折(現在では国道166号が竹ノ内街道)
そのまま国道166号を走ると道路の左側に道の駅「近つ飛鳥の里・太子」へ到着
道の駅「近つ飛鳥の里・太子」でパンとお茶を買った。途中、適当な場所で昼飯としよう。
再びバイクに跨り葛城市方向へ向かう…
道の駅から古都飛鳥方面への走路。とりあえず当麻寺に向けて進む。
撮影ポイント(A)竹ノ内峠、ここは国道166号線上の大阪府と奈良県の県境です。
竹ノ内街道入口
竹ノ内街道入口の看板はハイキングコースの案内
道路の向かい側
こちら側にも竹ノ内街道の看板が…散策道が続いています。
展望台が…
ここから望めるのは飛鳥京の方角ですが、木立に遮られてあまり展望がよくない。
階段が続いてる
階段を下ると道路左側の入口から国道をくぐり抜けた道と合流しています。
大阪側に休憩所
ここで昼食を…と思ったが、ハイキングの人達がいたので止めた。
ここに関所があったのかな… 聖徳太子もこの峠を越えてたんだなぁ
太古から四天王寺と飛鳥を結ぶ交通の要所であり、
遣隋使などの使節もこの峠を越えて飛鳥京を訪れた。
撮影ポイント(B)史跡の丘の前にバイクを停める。
三叉路の曲がり口に炭焼き工房があったが、人影が無いので外から覗いただけ。
史跡の丘への登り口階段の前にバイクを停めた。
この登り口…草ぼうぼうで気味が悪い
階段を登る途中で…あっ「蛇だ!!!」
良く見ると大きなナメクジだった。(長さ約20cm)
下の道路面から高さ約10mぐらいで階段を登り切ると…草が生い茂っていてこれ以上入れない~
登り切った場所
誰一人来ない場所の様子ですが、ここは古墳の頂上近くらしい。
撮影ポイント(C)さっき登った古墳の裏側にため池があり、その畔に芭蕉の碑がある。
芭蕉が当麻寺へ…こんなところにも芭蕉の足跡があるんだ…
池の畔の芭蕉の碑の近くにベンチがあり、桜の木が植わっています。
桜の木の隣のベンチで昼食にしよう。
池を背中にベンチが
バイクの左横の山は古墳ですが、静かな場所で落ち着きます。
バイクを停めた道路の奥にちょっとした広場があり、その先から古墳に登れそうな感じ…。
池の畔で古墳を眺めながらパンとお茶の昼食でした。
昼食を済ませて…、さて、もう一度道の駅まで走ろう。
今度はできるだけ古い街道や街並みを辿りながらのバイク走行をすることにする。
走路図です。
撮影ポイント(D)芭蕉の小径から橿原市街の方向
ここからは全く展望がありません。
左下へ下って先っき走った国道へ出ると、今度は旧街道へ…。
ポイント(E)歴史国道「竹ノ内街道」 ここから国道に沿って古い家並みの道です。
この道は500m程で国道と合流し、家並みも途切れてしまいました。
撮影ポイント(F)国道と合流して400~500m走ると、また古街道との分岐点があった。
今度は国道下の旧道へ入ることにしたが、この道はスギ・ヒノキなどに囲まれた山道です。
途中、ハイキングの3人連れと出会いました。
撮影ポイント(G)山道を走り抜けると竹ノ内峠の国道上へ出た。
国道下に三叉路、前方は階段なので左折して国道下をくぐり抜けると…前をガードレールで塞がれてる。
ガードレールの隙間を抜けて出たが…この道はバイク走行OKだったの?。でも、走行禁止表示は無かった。
撮影ポイント(H)竹ノ内峠を大阪側へ50mぐらい下った地点です。
国道と並行に旧道がありますが、この道は歩行者専用でバイクは走行禁止でした。
国道脇にバイクを停めてパチリ
大阪方向への下りを後ろからパチリ
竹ノ内街道の説明碑です。
撮影ポイント(I) 二上山・万葉の森のハイキング路の入口
「万葉朝がゆ会」なんてのがあるんだ、早朝からハイキング愛好家が集まるんだろうな
石造りの「二上山・万葉の森」モニュメント
3方向へのスタート地点かな
この後はさらに国道を下って道の駅へ…
撮影ポイント(J)再度の道の駅
道の駅の裏に川があり、その橋のたもとに竹内街道歴史資料館の案内板
橋を渡ればその先が竹ノ内街道ですが・・・この橋はバイクで渡れない。
橋を歩いて渡ると右側へちょっと歩いた位置に道案内板があった。
バイクでこの道へ入るにはどうすれば・・・?
どうやら、バイクで竹ノ内街道へ入るためには国道へ出て旧街道の入口から入るようです。
道の駅で一休み…今度も古い街道や街並みを辿りながらのバイク走行で行こう。
走路図です。
道の駅から一旦国道へ出て、旧街道の家並みに沿ってバイクで走りました。
竹ノ内街道の走路を緑色の線で示しています。赤色の点線は帰りの走行路です。
撮影ポイント(K)古代の街道「歴史国道」をバイクで走る。
撮影ポイント(L)太子町立竹内街道歴史資料館
入館料200円で資料館へ入る。
アニメーション動画で飛鳥時代の街道の様子を分かり易く展示していたのが、楽しくて良かったです。
子供達が古代の日本の歴史を学ぶのにとても良さそうです。
バイクの走路
歴史資料館でいただいた資料からスキャンしてバイクの走路を書き加えてみました。
このイラストの方が見どころと併せて見れて判りやすいですね。
撮影ポイント(M)竹内街道の提灯や灯篭が街路沿いにある。ここは羽曳野市。
左折すれば国道166号線、ここで私は川沿いに真っすぐ行ってしまい道に迷いましたが、
なんとか国道25号線へ出て無事に帰りました。
帰着しました (PM4時:15分)
ODOメーターは19820km
全走行距離81kmの日帰りツーリングでした。
今回のバイク旅も古代の歴史を巡る『歴史探検バイク旅』となりました。
歴史をたどりバイクを駆ける…これからも楽しんでいきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。