NHK-BSプレミアムで放映していた『折れた槍(原題:Broken Lance)/1954』を観ました。
-----story-------------
ジョセフ・L・マンキウィッツの「他人の家」の西部劇版で、物語の陰鬱さがE・ドミトリク特有のだらだら演出に合っていると言えばそうだが、トレイシーの憎まれ役にこちらが不慣れなせいもあって(その演技は決して悪くはないが)、わだかまりばかり残る作品だった。
大農場主の父(スペンサー)にひいきされる、インディアンとの混血の四男のR・ワグナーは長男のウィドマークと対立するが、結局、そのハンデを乗り越え一家を支える柱となる。
63年にリバイバルされたことを考えると日本人好みのストーリーと言えるのだろうか?
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1949年に製作されたジョーゼフ・L・マンキーウィッツ監督作『他人の家』を西部劇に置き換えリメイクした作品です。
1880年代のアメリカ南西部、大牧場主マットには、先妻の間に生まれたベンら3人の息子と、今の妻であるネイティヴ・アメリカン女性との子ジョーの家族がいた… あるとき、銅の精錬所から流れ出た鉱毒のためマットの家畜が大量に死ぬ事件が起き、抗議の果ての激しい銃撃戦によってマット側は精錬所に訴えられ、ジョーが入獄、、、
そしてマットは、農場の一部を精錬所に売ろうと図るベンたちに叛かれ、病床についてしまう……。
西部劇というと、決闘シーンのガンアクションが頭に浮かびますが、本作品は南西部大農場主の家庭内の骨肉の争いを骨太の人間ドラマとして描いた作品で、西部劇としては異色な印象でした… 銅山の廃液、先住民への差別など、今日の社会問題の数々が主題となっていることも異色な作品でした。
-----staff/cast-------------
監督:エドワード・ドミトリク
製作:ソル・C・シーゲル
原作:フィリップ・ヨーダン
脚本:リチャード・マーフィ
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:リー・ハーライン
出演:
スペンサー・トレイシー
ロバート・ワグナー
リチャード・ウィドマーク
ジーン・ピータース
ヒュー・オブライアン
アール・ホリマン
ケティ・フラド
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ジョセフ・L・マンキウィッツの「他人の家」の西部劇版で、物語の陰鬱さがE・ドミトリク特有のだらだら演出に合っていると言えばそうだが、トレイシーの憎まれ役にこちらが不慣れなせいもあって(その演技は決して悪くはないが)、わだかまりばかり残る作品だった。
大農場主の父(スペンサー)にひいきされる、インディアンとの混血の四男のR・ワグナーは長男のウィドマークと対立するが、結局、そのハンデを乗り越え一家を支える柱となる。
63年にリバイバルされたことを考えると日本人好みのストーリーと言えるのだろうか?
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1949年に製作されたジョーゼフ・L・マンキーウィッツ監督作『他人の家』を西部劇に置き換えリメイクした作品です。
1880年代のアメリカ南西部、大牧場主マットには、先妻の間に生まれたベンら3人の息子と、今の妻であるネイティヴ・アメリカン女性との子ジョーの家族がいた… あるとき、銅の精錬所から流れ出た鉱毒のためマットの家畜が大量に死ぬ事件が起き、抗議の果ての激しい銃撃戦によってマット側は精錬所に訴えられ、ジョーが入獄、、、
そしてマットは、農場の一部を精錬所に売ろうと図るベンたちに叛かれ、病床についてしまう……。
西部劇というと、決闘シーンのガンアクションが頭に浮かびますが、本作品は南西部大農場主の家庭内の骨肉の争いを骨太の人間ドラマとして描いた作品で、西部劇としては異色な印象でした… 銅山の廃液、先住民への差別など、今日の社会問題の数々が主題となっていることも異色な作品でした。
-----staff/cast-------------
監督:エドワード・ドミトリク
製作:ソル・C・シーゲル
原作:フィリップ・ヨーダン
脚本:リチャード・マーフィ
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:リー・ハーライン
出演:
スペンサー・トレイシー
ロバート・ワグナー
リチャード・ウィドマーク
ジーン・ピータース
ヒュー・オブライアン
アール・ホリマン
ケティ・フラド