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『幼年期の終り』 アーサー・C・クラーク(著),福島正実(翻訳)

2021年04月12日 19時22分00秒 | ■読書
イギリスの作家「アーサー・C・クラーク」の長篇SF作品『幼年期の終り(原題:Childhood's End)』を読みました。


「アーサー・C・クラーク」の作品は2008年(平成20年)4月に読んだイルカの島以来なので久しぶりですね、、、

ここのところSF作品が続いていますね。

-----story-------------
異星人の宇宙船が地球の主要都市上空に停滞してから五十年。
その間、異星人は人類にその姿を見せることなく、見事に地球管理を行なった。
だが、多くの謎があった。宇宙人の真の目的は? 
人類の未来は?――巨匠が異星人とのファースト・コンタクトによって新たな道を歩みはじめる人類の姿を描きあげた傑作!
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1952年(昭和27年)に発表された「アーサー・C・クラーク」の代表作で、SF史上の傑作として国際的に広く愛読されている作品、、、

いつかは読みたいと思っていたんですよねー

 ■プロローグ
 ■第一部 地球と上帝(オーバーロード)たちと
 ■第二部 黄金時代
 ■第三部 最後の世代
 ■解説 アーサー・C・クラーク――その人と作品―― 福島正実


宇宙進出を目前にした地球人類… だがある日、全世界の大都市上空に未知の大宇宙船団が降下してきた、、、

オーバーロードとばれる彼らは遠い星系から訪れた超知性体であり、人類とは比較にならない科学技術を備えた全能者だった… オーバーロードの総督「カレルレン」は国連事務総長「ストルムグレン」のみを交渉相手として人類を全面的に管理し、ついに地球に理想社会がもたらされたが……。


宇宙の大きな秩序のために百数十年間にわたって飼育され創造しない動物に成り下がってしまった人類の姿と変貌する地球の風景… そして、念動力のようなものが発現し、一切睡眠を取らなくなる子どもたちの出現、、、

進化した新たな知性の種により、地球人は変化し、旧来の地球人は自滅していく… 哲学的思索を交えて描いた作品でしたね。

SF市場の傑作として国際的に広く愛読されている作品ですが、壮大な人類進化の一大ヴィジョンがテーマとなっており、やや難しさを感じましたね… もう少し娯楽作品要素が強い方が好みかな。




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