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『身代わりの娘~大江戸木戸番始末(十二)~』 喜安幸夫

2022年03月09日 21時58分00秒 | ■読書
「喜安幸夫」の長篇時代小説『身代わりの娘~大江戸木戸番始末(十二)~』を読みました。


「喜安幸夫」の作品は半年振りですね… ここのところ時代小説が続いています。

-----story-------------
まだ肌寒い如月。
米沢町の小間物商い、珠洲屋の娘「お珠」は病が治癒したお礼参りに出かけるが、同道の女中「お千」「お珠」に近づく白い蛇を目撃する。
「白蛇の現われた者は死ぬ」言い伝えに、すわ「お珠」に災難が、と一家は心配するが、それは、珠洲屋を見舞う大騒動の前触れに過ぎなかった。
頼れる木戸番の「杢之助」が町内の平穏を守るために大活躍。
人気シリーズ最新作!
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2020年(令和2年)に刊行された、米沢町一丁目の木戸番「杢之助」を主人公とした「大江戸木戸番始末」シリーズの第12作です、、、

半年前に読んだ狂言潰し~大江戸木戸番始末(四)~が面白かったので買っちゃいました… 読むのが愉しみなシリーズです!

 ■従姉妹
 ■錯綜する背景
 ■狂言
 ■策謀
 ■因果応報


米沢町の小間物商・珠洲屋の娘「お珠」に災難の前兆が… 珠洲屋の乗っ取りを狙う悪党一味の陰謀を、頼れる木戸番の「杢之助」が解決します、、、

今回も、米沢町一丁目の木戸番「杢之助」の推理と活躍が鮮やかで愉しめる展開でしたね… 「お珠」を護ることができなかったは、ちょっと残念でしたが、この辺りは木戸番という立場上、隠れて捜査を進めざるを得ない「杢之助」としてはこれが限界、已む無しというところかな。

因果応報… 懲悪勧善の結末はスッキリしましたけどね、、、

短篇じゃなくて、一冊単位の長篇になっているところも好みですね… 「大江戸番太郎事件帳」シリーズや「大江戸木戸番始末」シリーズの他の作品も読みたいですね。


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