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2014年公開のアメリカ映画。監督はジョン・ファヴロー。出演もジョン・ファヴロー。
ジョン・ファヴローはアメリカ西海岸で開業するレストランの雇われシェフ。オーナーはダスティン・ホスマン。才能を買われレストランを任されている。ある日、ブログで料理の批評を行う有名ブロガーがレストランを訪れることがわかり、ジョン・ファヴローは新作料理の準備にかかるがオーナーのダスティン・ホスマンに通常通りのメニューで臨むことを押し付けられたところから話が進む。
全編料理が出てくる映画だけど描かれているのは家族愛。不細工なデブ男と美人の妻、利口な息子、信頼し合える仲間、宿敵、挫折と復活、宿敵との和解、アメリカを自動車で横断、旨い料理、blogとTwitter、テンポの良い音楽、きっちりした編集。これで面白くないわけがない。
この映画で選んだ場面は食事の場面ではなくて包丁が出て来る場面。この映画でここでしょうという場面は冒頭に出てくる。巻物型の包丁ケースを広げるところ。一瞬だから見逃せない。ケースに入っている包丁は和包丁なのだ。目が釘付けになる。その包丁を使っている場面もある。ネットでこの包丁のメーカーを見つけようとしているのだが、見つけられないでいる。ここかなというメーカーはあるのだが確証が持てない。チェックポイントは口輪(角巻)とアゴの作りかな。もう少し鮮明な画像ならば銘が読めるのだが。
今、ニューヨークのトップシェフの多くは和包丁を使っているそうだ。ネットで日本の包丁メーカーのページを見て行くと、海外からの注文が多く、ネットからの予約を閉じているところもある。それも数年前。堺の包丁メーカーが製造が追いつかないとTVでニュースになっていたが、そういう現象は以前からおこっていたわけだ。
(2015年10月)