投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

遠方より友、来る


先日、東京より同僚が出張で大阪に来たので、その同僚と東京時代仲の良かった営業マンに店をセットアップしてもらった。先に二人で行ってもらい私は後から追うことになった。

事前に店の名前は電話で聞いていたのでインターネットで場所を確認し電車に乗って指定の駅で降りる。ここと見当をつけた場所に行っても店がない。通りを歩いても店の名前が一切ない。何度か行ったり来たりして理解した。雑居ビルと雑居ビルの間にある幅2mほどの隙間を奥に入って行かなければならないのだ。入口が暗すぎてその奥に何かあるとは気づかなかった。雰囲気的には昔々は○○マーケットとかで通路の両側に小さな店舗が並んでいたような通路だが、いまは何もない通路。真っ暗。

難易度高し。店の名前をさかんに電話で言われても表に看板でてなきゃ意味ない。

ビルとビルの隙間にできた通路を奥に行くと半透明なビニールの壁にあたる。向こうに人が集まっている気配。

何?

ここ店?

恐る恐るその半透明なビニールの壁、というかカーテンを開けると、なんとそこがいきなり目的の店だった。妙な作りで通路を挟んで両側のビルの壁を突き破ったような形で店が広がっている。客は適当に配置されたテーブルに座っている。テーブルはビルとビルの隙間にもおいてある。店員に二階を指さされて急な木造の階段を上る。階段もビルの壁を穿って作ったような空間についていて、上がると二階席。その二階席は階段側のビルにあるのだが、下の構造と一緒でビルの壁を穿って作ったような部屋なので通路側はオープン状態。そこをどっからか拾ってきたようなガラスの引き戸で閉めている。

我が友はいずこと探すと、通路を挟んで向かいのビル側の部屋から手が上がった。まさか二階も一階と同じ構造とは思わなかった。下にいたとき見えていた通路の上の天井は二階席どおしを結ぶ通路でもあったようだ。

こんないいかげんな店舗があるとは日本も広い。よく許可がおりたものだ。

どれだけ怪しげな構造かということは、この写真を見てくれれば理解できることと思うw

添付した写真はその二階の部屋の非常出口。火事の時は間に合わんだろこれ。



分かりづらいが緑色の矢印が天井の穴を指している。矢印にはexitと書いてある。で、そばに立てかけてあるのが下の写真の梯子。いざという時にはこの梯子で天井の穴を目指して逃げるのだ。



これで消防署は許可をだすのだろうか。

最初は気になっていたのだが酔っぱらってしまい、非常口の穴の向こうがどうなっているのか確認しないまま店を出てしまった。
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