2017年2月11日公開の邦画。監督・脚本は矢口史靖。出演は小日向文世、深津絵里、泉澤祐希、葵わかな、大地康雄、他。ある日突然すべての電気が消滅するという設定。日がたつにつれ東京は廃墟になる。最初は現金が使えていたがしだいに食料や水、酒しか通貨として通用しなくなる。小日向一家は東京を捨て深津の父(江本明)が住む鹿児島を自転車で目指す、という話。
この映画、劇場で観たのですが面白い。ハリウッドや海外の派手な世紀末ものとは一線を画し、セットやCGを一切使わないオールロケーション撮影。何度見ても見飽きない出来です。海外のド派手な映画に慣れた曇った心を捨てて見てほしい映画です。
選んだ食事の場面は岡山で自給自足の生活をしていた農家の大地康雄から振る舞われた目玉焼きと漬物、豚の燻製の食事の場面。東京を出たころは意気軒高だった家族は飲まず食わずが続き疲弊しきっていました。葵わかなは豚の燻製をかじりながら思わず泣いてしまいます。
電気が一切なくなった世界。想像もできません。さて一家は無事に鹿児島まで辿り着けるのか!