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投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

竹田城


2013年8月13日 竹田城へ。

20年ぶりの訪問。その間、何度か麓を通ったことはある。20年前は播但道が和田山まで完成しておらず生野のあたりから国道312号線を北上した。この312号線は姫路から豊岡方面へ抜ける主要幹線で、かつては沿線は賑わった道路。生野銀山もあり歴史は古い。20年前はまだ一気に北へ抜ける播但道路が未完成ということもあり、312号線沿線には色々な土産物屋や趣向を凝らした蕎麦屋などがあり車で走っていても楽しかった。何年か前、20年前の記憶をたどりわざと312号線を北上してみたのだが、かつての賑わいは無く記憶にある店の廃墟が点々という状態が辛かった。

自動車道路が整備されると一気に行動半径が広がり嬉しい反面、通過されるだけの沿線は寂れるのが残念。これは日本全国どこも同じだろう。

当日の天気は晴天。気温は38度はありそうな暑さ。20年前は駅のある方の麓から歩いて上がったが今は車道が裏側からついているようでその案内に沿って車を走らせた。麓に店舗があり広い駐車場を設けている。その前100m手前あたりから渋滞。最後尾に立っている係りの人から上の駐車場は1時間待ちだと聞く。歩いて行ったら50分。じゃあ歩こうと渋滞する車の横の対向車線を通らせてもらい麓の施設の駐車場へ車を置く。

ここからがしんどかった。係りの人から道の両側から木々の枝がトンネル状になっていて涼しいからと聞いていたのだが、全くそんな様子は無い。道を間違えたのかと思ったが、歩いて降りてくる人たちがいるところを見ると間違えているわけでもない。車道なのでそんな急峻な山道でも無い。暑さが無ければ軽やかに上がれるのだが、なんせ暑いのだ。50分といわれたところを30分で上がり切った時には思わず石垣の石にしばし座り込んだ。

風景は添付の写真の通り。











20年前は石垣の上はもっと草が多かった気がするが最近は有名になった分、人が多く歩くので赤茶けた地面が見える。それとこれも人が多いためか石垣の痛みがある。近い将来修復が必要かも。

あまり急ぐ行程でもなかったが、夕方には実家に付きたかったので早々に下山。往路で5kmの事故渋滞があって時間に余裕もなくなっていた。麓の駐車場でTシャツを着替え、来た道を逆方向に車を走らせた。

このあたりの名物に焼き麩がある。フランスパンのような1m位の長さの焼き麩だ。20年前2本買って実家と嫁の実家に土産にしたらずいぶんと好評だった。それを今回も求めていたのだが売っている店が無い。車を駐車した山の麓の施設に切って袋に詰めたものを二つ売っていたのだが、長いやつが欲しくて買うのを見合わせたのが失敗。もう姫路に着くまで帰り道の施設を全部見て回ったが売っているところが無かった。
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