2015年11月30日第1刷発行
著者は1957年愛知県生まれ。工学博士。名古屋大学工学部建築学科で研究の傍ら1996年「すべてがFになる」で第1回メフィスト賞を受賞して作家活動に入る。
人気作家の森博嗣氏。名古屋大学の助教を勤めながら副業として小説を発表し、ずっと大学の助教と作家を兼業してきた人。デビュー作は「すべてがFになる」だが、それまでに3作書き上げ編集部に送っている。第一回メフィスト賞受賞。助教を辞めて作家専業になってから数年、2008年に作家引退宣言をして今は涼しい外国の田舎で暮らしているらしい。実際は作家は引退していないそうだけど。森博嗣氏と言えばファンとの接点をホームページで持っていることが私的には有名なのだがファンクラブもあり、そこに集うファンとも和気藹藹でとても楽しそうだ。
ホームページは↓ここ。
著者は1957年愛知県生まれ。工学博士。名古屋大学工学部建築学科で研究の傍ら1996年「すべてがFになる」で第1回メフィスト賞を受賞して作家活動に入る。
人気作家の森博嗣氏。名古屋大学の助教を勤めながら副業として小説を発表し、ずっと大学の助教と作家を兼業してきた人。デビュー作は「すべてがFになる」だが、それまでに3作書き上げ編集部に送っている。第一回メフィスト賞受賞。助教を辞めて作家専業になってから数年、2008年に作家引退宣言をして今は涼しい外国の田舎で暮らしているらしい。実際は作家は引退していないそうだけど。森博嗣氏と言えばファンとの接点をホームページで持っていることが私的には有名なのだがファンクラブもあり、そこに集うファンとも和気藹藹でとても楽しそうだ。
ホームページは↓ここ。
https://www.ne.jp/asahi/beat/non/mori/
開設が1996年8月20日となっているので早い時期からこういう場所を持っていますね。1996年はWindows95が発売された翌年です。
ファンクラブは↓ここ。
http://www.pure.cc/~pramm/morifan/index.html
ここも1998年4月1日開設なので早い。
この本は、森博嗣氏が自分の作家人生で経験した作家の収支について書いている。
まず原稿料だが原稿用紙1枚につき4,000円から6,000円。これは新人作家もベストセラー作家も同じだそうだ。原稿用紙を未だに使っているのかというと使ってなくて300文字から350文字を原稿用紙1枚と換算するとのこと。著者は今はMacPagesで原稿を書いているとのこと。森博嗣氏はサインを求められてもサインをしないとか。ペンで文字を書く習慣がないからだという。
以下メモ
-----
p27
頭の中の映像を見て、それを文章に写す作業。その映像はほとんどリアルタイムで進行する。1時間当たり6,000文字。映像だから15分で止めて休む
p33
印税率は基本10%
p34
印刷部数で印税が支払われる。1冊も売れなくても。これは小説だから。教科書や技術書は売れた数だけ
p35
印税率は法的に決まられているわけではなく契約
p39
単行本12% 書き下ろし12% 文庫本10% 最初から文庫本の場合は12%
p58
2008年小説家引退(らしい)
p59
コカ・コーラ社から小説を依頼され「カクレカラクリ」を書く。この時の原稿料は1作で1千万円。これは広告料の意味。別に印税
p65
非公開の入試問題に小説が使われる場合は無料。公開された場合は使用量が発生する
p66
ウェッブマガジン 300文字で5,000円
p72
新人は多作であること、〆切に遅れないこと、高品質を保つこと
p81
電子書籍 印税は15%から30% これは間に入る業者が減ること、売れた数だけ印税が入ることを考えれば率が低い
p91
小説ほど劣化しない商品は存在しない
p95
思考力 発想力
p96
小説は芸術 (←ここ何か唐突に出てくるようで良く分からない。斜め読みしていた私が悪いのだと思う)
p134
小説は1万人が買えば商売として成立する。映画は100万人が見ても成功とは言えない。小説のマイナーさはここが強みだ。
p154
経費 PCとか書籍とか事務用品、自動車も経費として認められる
P175
大量消費の終わり、スペシャル感を出したカスタマイズ商品が出て、よりマイナな商品へと進む
P178
細かい利益を拾い集める
P204
どう書くかではなくて書くことが大事 勤勉であれ
-----
他にもテレビ出演、雑誌や新聞のインタビュー、講演とかについて料金はいくらとか書いてあるのだがメモは無い。
(2022年10月 西宮図書館)
開設が1996年8月20日となっているので早い時期からこういう場所を持っていますね。1996年はWindows95が発売された翌年です。
ファンクラブは↓ここ。
http://www.pure.cc/~pramm/morifan/index.html
ここも1998年4月1日開設なので早い。
この本は、森博嗣氏が自分の作家人生で経験した作家の収支について書いている。
まず原稿料だが原稿用紙1枚につき4,000円から6,000円。これは新人作家もベストセラー作家も同じだそうだ。原稿用紙を未だに使っているのかというと使ってなくて300文字から350文字を原稿用紙1枚と換算するとのこと。著者は今はMacPagesで原稿を書いているとのこと。森博嗣氏はサインを求められてもサインをしないとか。ペンで文字を書く習慣がないからだという。
以下メモ
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p27
頭の中の映像を見て、それを文章に写す作業。その映像はほとんどリアルタイムで進行する。1時間当たり6,000文字。映像だから15分で止めて休む
p33
印税率は基本10%
p34
印刷部数で印税が支払われる。1冊も売れなくても。これは小説だから。教科書や技術書は売れた数だけ
p35
印税率は法的に決まられているわけではなく契約
p39
単行本12% 書き下ろし12% 文庫本10% 最初から文庫本の場合は12%
p58
2008年小説家引退(らしい)
p59
コカ・コーラ社から小説を依頼され「カクレカラクリ」を書く。この時の原稿料は1作で1千万円。これは広告料の意味。別に印税
p65
非公開の入試問題に小説が使われる場合は無料。公開された場合は使用量が発生する
p66
ウェッブマガジン 300文字で5,000円
p72
新人は多作であること、〆切に遅れないこと、高品質を保つこと
p81
電子書籍 印税は15%から30% これは間に入る業者が減ること、売れた数だけ印税が入ることを考えれば率が低い
p91
小説ほど劣化しない商品は存在しない
p95
思考力 発想力
p96
小説は芸術 (←ここ何か唐突に出てくるようで良く分からない。斜め読みしていた私が悪いのだと思う)
p134
小説は1万人が買えば商売として成立する。映画は100万人が見ても成功とは言えない。小説のマイナーさはここが強みだ。
p154
経費 PCとか書籍とか事務用品、自動車も経費として認められる
P175
大量消費の終わり、スペシャル感を出したカスタマイズ商品が出て、よりマイナな商品へと進む
P178
細かい利益を拾い集める
P204
どう書くかではなくて書くことが大事 勤勉であれ
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他にもテレビ出演、雑誌や新聞のインタビュー、講演とかについて料金はいくらとか書いてあるのだがメモは無い。
(2022年10月 西宮図書館)