投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

【時論】終わらない「朝鮮文化抹殺政策」


久々に「らしい」記事があった。

なんか病的に見えるがこういうのは多いのかな。

朝鮮には酒幕というのがあって、高麗時代より日本統治まで続いたそうだ。何かというと酒屋、酒場、木賃宿、そういったもの。酒造りは産業化できていなくて酒造業というものは無かった。朝鮮末期には12万の酒幕があったそうで、当時の人口を1500万人と仮におくと125人に一軒酒幕があったことになる。これは村に一軒あるということ。酒幕には大きな甕がありそのなかに「どぶろく」が仕込んである。酒を飲む際には柄杓で汲んだ酒を茶碗につぐのだが、発酵が止まっていないため穀物のオダオダしたものが邪魔になる。そこでザルで受けて濾すわけだ。そのザルが店の看板というか標識として認知されていて軒先にザルが吊るしてあったらそこが酒幕という目印だったとか。峠の茶屋ならぬ峠の酒幕っていう風景も良いものだったとは思う。

さて、この記事で「多彩だった我々の伝統酒」とあるがそれがどのようなものだったか想像できたであろうか。家庭の味ならぬ村の味みたいな多彩さだったことは容易にわかるが、それが伝統だとか高級なとかの文字と結びつくものだったかどうか。

他の工芸品云々についても柳宗悦が当時の朝鮮に原始の世界を見出したくらいだから何をか言わんや。










【時論】終わらない「朝鮮文化抹殺政策」

2013年12月12日11時02分

中国(清)は1842年8月、アヘン戦争で敗れ、英国と南京条約を締結した。この事件は日本には繁栄の機会を、韓国には「文化の断絶」という受難の歴史をスタートさせた。当時、日本は近代化の旗幟を掲げ、米国・フランス・オランダ・英国・ロシアと急いで通商条約を締結した。日本は経済的な安定と富国強兵を最優先目標に、国家的な殖産興業政策を積極的に推進した。続く維新革命は日本を「世界で最も強く豊かな国」にするという野望と「東洋は日本が支配する」という侵略戦争の計画に基づき、政治的・文化的覚醒と国民の団結、そして近代化の機会とした。

19世紀の朝鮮王朝は純祖・憲宗・哲宗・高宗と続きながら勢道政治で権力争奪に血眼になり、民生はどん底に落ちた状態だった。興宣大院君は時代の変化を把握できず、鎖国政策をとった。韓半島(朝鮮半島)は列強の角逐の場に変わり、日清戦争と日露戦争が起きた。この両戦争で勝利した日本は1910年8月29日、519年の朝鮮王朝を滅亡させ、朝鮮文化抹殺政策で我々の正体性(アイデンティティー)まで消滅させようとした。

こうして生じた100年の文化空白は、他の先進文化の暴食で我々の正体性と創造力まで衰退させた。特に700年間にわたり受け継がれてきた伝統酒文化が、日帝の酒税令強制執行でその生命力を失ったのは、文化断絶の代表例だ。日帝は多彩だった我々の伝統酒の生産を禁止し、薬酒・濁酒・焼酎に規格化された低級酒だけを生産・販売させた。ここには、酒への接近が難しかった国民を安くて低級な酒に中毒させ、両班(ヤンバン)社会との葛藤を極大化し、画一化された低級文化を広め、最終的に我々を低級国民にするという緻密な計算が隠れている。低級な酒には自ずと低級な飲食・器・工芸品・空間・サービス・道徳・礼法・精神などが伴うしかない。ぞっとするような民族抹殺政策で我々の文化の発展と創造意志を抑え、創氏改名を通じて日帝の亜流国民にしようとしたのだ。幸い、太平洋戦争で日本が敗れ、民族の独立、大韓民国の建国と経済の発展につながった。しかし我々の正体性は日帝が意図した通りに進化が止まったり衰退したりし、奇形的な姿に変わった。問題はこれを傍観してきた我々の態度と精神の不在にある。日帝の低級文化政策が外食業のうち、特に韓食業だけは低価格・豊富・庶民的な雰囲気が美徳のように普遍化し、今でも大韓民国の内需経済の足かせとなっている。

一方、日本は壬辰倭乱(文禄・慶長の役)当時に持ち帰った我々の焼酎と陶磁器を自国の飲食とともに発展させ、世界で最も高くて価値ある高級外食文化として注目を受けることになった。文化主体の精神と洞察力によって国家の運命が変わることを悟らせる部分だ。よく「歴史は未来を映す鏡」といわれる。歴史を通じて今日蔓延した弊害の原因を探して分析すれば、国家の未来が見えるという意味だ。

残念ながら、経済が発展すれば政治・教育・社会も発展するものだが、我々はそうでなかった。これは日帝が我々の共同体的道徳・倫理・価値観にかけた文化抹殺という鎖がその原因だろう。韓半島の中で絶えず政治的・社会的政争と逸脱を繰り広げたのも、その鎖に起因すると見る。もうその鎖を取り外して我々の文化正体性を再確立しましょう。たとえ一杯の酒を飲むにしても、断絶した伝統をつないで世界的な銘酒に再創造し、誰もがよい暮らしをする国にしてみよう。物質の中に正しい精神が宿っていない国は決して富強にはなれない。

趙太権(チョ・テグォン)広州窯代表

http://japanese.joins.com/article/344/179344.html?servcode=100§code=140

http://japanese.joins.com/article/345/179345.html?servcode=100§code=140





>「たとえ一杯の酒を飲むにしても、断絶した伝統をつないで世界的な銘酒に再創造し」

いったいどんな伝統をつなぐというのか。

無かったものを探しても無いと思うよ。
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