明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さて食べ物屋の話です。
昨年は12月30日に帰省。山陽自動車道を西へ走り昼飯をとるため備前インターでおりて日生(ひなせ)漁港に寄る。さてさて今日は何を食べようかといつもの店の前に立つと、閉まっている。年末休暇?・・・いや、閉店していた。ここ20年近く盆暮れに帰省するたびに立ち寄っていた店が閉店してしまった。値段もほどほどネタは飛び切り、当然味も良い。何よりチマチマではなくドーンと量が出てくるところが良かった。鯛にヒラメに蝦蛄にエビ。もう食えないと思うと寂しい。この店の閉店、昨年一番残念な話だった。
しかたなく20年ほど前から山の中のスーパーマーケットの片隅でやっている中華蕎麦屋へ行くことにして一路北へ進路をとる。ここは高速道路を通らないで帰省するときに使う裏道沿いにある。昔は本当に裏道のような道路だったが、今は道路も拡幅され便利になった。1人で帰省するときはたいがいここで昼飯を食っていた。思えばここも付き合いが長いな。息子に味の感想を聞くと気に入った様子。まあ、まずけりゃこんな所で20年も店は持たん。
実家近くの国道沿いにあるうどん屋のそばを通る。こっちは30年前から同じ店舗でやってきたセルフの讃岐うどんの店。最近にょきにょきと看板をあげるセルフの店とは年季が違う。この前、秋に帰った時は改装中だったが、このたびめでたくリニューアルオープン。改装工事の姿を見たときは閉店かと心配したが、近くに住む人間はほとんど行かない(笑)が実は街道を利用するドライバーには人気があるらしくなかなかしぶとい。味は・・・普通のうどんだが、値段相応のそのそっけなさが良いのさ。
実家から500mほど東にある蕎麦屋。こちらは3年ほど前にできた。何が驚いたってうちの村に蕎麦屋ができたこと。それも近辺で採れる蕎麦100%の手打ち蕎麦。誰も食いにいかねーよ。蕎麦しかねーし。行っても悪口ばかりだよ。店をやってるのよそ者だし。案の定、立ち寄るのは遠方から来る客ばかり。まあ、村の爺さん婆さんに国産蕎麦100%手打ちなんかが分かるわけねー。しかしそのような境遇にもめげず今年も営業していたのは立派。頑張ってください。
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