阿部薫 どびん茶瓶かおる便

ドラマー、カメラマン阿部薫のBlog
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福岡前乗り

2006年05月19日 21時06分43秒 | 及川光博
したわけね。

前の晩にネットで天気調べていたら台風一号の影響で強く雨降ったりして結構やばい感じだったのよね。
先日の高松行きの時みたいに条件付きになったらどうしょうと思ったりして、チケットキャンセルして新幹線で行こうかと思ったのね。しかーし!チケットが早割りだったので払い戻しできない事がわかったので諦めがついた。

朝九時半頃起きて軽く食事して家を出た。雨がちょうど止んでくれていて最寄りの駅まで濡れずにすんだ。
JR乗り換えの時、ホームにある立ち食いそば屋サンからはじめちゃんがニョイッと現われてびっくりした。羽田に着いてANAの自動チェックイン機でチケット発券しようとしたら混雑して満席状態なのでカウンターでよろしくとの事。
カウンターで発券待ちしているときにフッシーがやってきた。

荷物を預けて58番ゲートへ。
ゲート近所に売店有るかと思ったら無かったので逆方向の動く歩道にすぐ乗って売店のある所まで戻った。
売店で取りあえずお茶を買ったんだけど、そこのお店の隣にあるお店が(変な書き方)カレーとかスープを置いてる店だったのでメニューの写真みてたらスープ飲みたくなっちゃた。
キャベツとアサリのチャウダーを買って出発まで15分ほど合ったので、搭乗カウンター前の椅子であっつあつのスープをいただきやした。これがなかなか美味しかった。ANAで飛ぶときは必ず立ち寄ってみるべし!お勧め!ってお店の名前覚えてないジャンか。

羽田を出発して飛行機がどんどん高度を上げていく。
座席が非常口の窓際だったので足が気兼ねなくのばせた。窓の外に見える雲の動きや形が面白い。
行き先などにも左右されるかもしれないけど飛行機が大きいと巡行高度が高いんだろうね。雲の一番上まであがって水平飛行するから雨雲と真っ青な青空のコントラストがたまらなく綺麗。成層圏の吸い込まれそうな紺色。どれもずっと見ていて飽きない。
地上からよく見る変な形の雲が目の前に見えたりするとなんかワクワクする。窓を開けて雲の上に飛び出すとフワッと雲に乗っかれそうに感じる。
まあでもこんなふうに感じるのは飛行機が揺れていなくて安定して飛行をしてくれているからなんだけどね。
だって私は飛行機嫌い。
でも揺れなかったらすき!昔に比べたらだいぶ慣れたな。

福岡空港上空にきて着陸のために高度を下げていくときに九州地方を覆っている雲の中に突入していく。天候が悪いので風も強いだろうからかなり揺れるの予想していたけど殆ど揺れなかった。
低い雲を抜けたら海面と陸地が見えてきた。この景色がまた良いのよね。デジタル関係の物は着陸態勢に入ると使えなくなるから今度飛ぶときはアナログのカメラを持ってこよう。
でも、いつも思うんだけど、荷物軽くしようと思うとついつい持っていかなかったりするんだよな。でもデジタル一眼の方が全然重いけどな。
アナログだったら、着陸態勢に入っても、着陸してからも撮れるからな。
なにわともあれスムーズに着陸して一安心。空港からホテルにいく手段をキョードーのメギちゃんに電話してきいた。
メギちゃん電話出るなり偽留守番電話のマネしていないふりをしやがんの(笑)
ちゃんとホテル近所の地下鉄駅を教えてもらって、今日はちゃんと大人の切符を買ったわな。

サックスのはじめちゃんは空港で買い物してからホテルに向かうとの事だったのでトランペットのフッシーと二人で地下鉄に乗って最寄りの駅まで移動。地上に出たら方向が分からなくなってフッシーにひっぱられてホテルまでいったのね。
チェックインして荷物ひもといてベッドにゴロンとして一休み。外は雨が降りだしてた。
四時ごろ傘借りてホテルを出て天神方面へ。親不孝道りの表記が変わったの今日改めて気が付いた。

こうにも腹が減っておかしくなりそうだったのでモスバーガーに入って照り焼きバーガーをホットコーヒーで胃に流し込んだ。
腹がちょうどいい具合になったのでそのままホテル方面に戻っていきつつコンビニ寄って買い物していったん部屋に戻った。
ベッドに横になったらウトウトとしてしまった。

ボヤッとした感じでふと目が覚めて起き上がり、翌日の本番日どうするか考えた。
晴れたらホールまで歩いていこうと思ったのではじめちゃんにイベンターさんから預かったタクシーチケットを渡して、小腹も減ったのでそのまま食事に出た。
結局カレー食べちゃいましたっと。それからちょっと辺りをブラッとしてホテルに戻ってきたら玄関入るところで何やら可愛い泣き声が聞こえて振り向いてみたら可愛い子ネコちゃんじゃないの。しかし物凄く栄養状態悪くてガリガリちゃんだった。自分の家の庭先だったら餌をあげたり出来るけどホテル玄関前だからあげられなかった。
その代わりと言ってはなんだが、私がネコちゃんに沢山遊んでもらった。足元にどんどん擦り寄ってくる。そんなことしてたら後ろから『コラッ!』って声がしたので振り向いたらフッシーだった。

小林(フッシー)「阿部さんのネコですか?」

なんて笑いながらフッシー聞かれて彼はホテルの中に入っていった。
フッシーがホテルに入ってから、もう少し遊んで、後ろ髪引かれる感じがしたまま玄関入っていくと、私と入れ替えにドラムセットを台車に乗せて運びだすおじさん達とすれ違った。今度はそのおじさんが遊ぶ番になった。

ちょっとだけその様子を見届けてからエレベーターに乗って利用階のボタン押して閉まるボタンを押してドアが閉まりかけたらドアがまた開いたのよね。
そしたら違うおじさんが『すいません、すいません。』と申し訳なさそうに入ってきたので『何階ですか?』と尋ねたら『3階お願いします』と言われボタンを押した。

おじさん『どちらからこられましたか?』
私もおじさん『東京です。』
おじさん『土日はお休みでいらしたんですか?』
私もおじさん 『いえ、ちょっと仕事で』
おじさん『あー、そうでしたか。これまたご苦労さまです。』

みたいな会話があったんだけど、なんかお互いニコニコで短い時間だったけどなんか楽しかった。

部屋に戻ってテレビ見ていたら最新医療の現場で働くお医者さんを紹介する番組をやっていて胎児治療のところで大泣きしてしまった。
少子化対策を政府で色々やっているみたいだけど、肝心の素晴らしいお医者さんが少ない。
そして大変だからと言う事(それだけの理由じゃないだろけど)で産婦人科医のなり手が減ってきている。
これじゃ子供作ったとしても安心して産む場所がなかったら産む気になれないじゃないのよ。
そしてその子供達を診る小児科の先生達も減ってきている。
労力にたいして医療報酬が少ないと言うのも現状らしいけど、医療の本当の意味ってなんだろ。
単に商売として考えたら確かに割が合わないだろうけど、医療って商売とは違うと思うんだけどな。
そんな事を語り始めたら止まらなくなるからやめておくけど、真剣に取り組んでいるお医者さんや看護婦さん達をちゃんと支えるシステムを構築して欲しいね。

なんか複雑で何となく不条理な感じを考えていたらモヤモヤしてくるので風呂に浸かりながら随分前に買ってすっかり読みかけの「ダビンチ・コード」を読んでまったりしてみた。
足が良い感じにふやけた頃身体洗いまくってサッパリしたわけだ。(問題の解決になっていない)

ベッドに入って本の続きを読んでいたら雨が窓にたたきつけられるように降ってきた。
そんなこんなしているうちに寝たんだな。