国宝 信貴山縁起絵巻
朝護孫子寺と毘沙門天王信仰の至宝
2016年4月9日~5月22日
奈良国立博物館
5ヶ月ぶりの関西プチ美術旅行を敢行。
行き先は、京都、奈良、神戸、大阪で前日まで悩んだが、結局寝る前に、奈良で決断する。
朝6時台前半の新幹線で京都駅へ、近鉄で近鉄奈良駅へ、徒歩で奈良国立博物館へ。少し休憩し、会場入りは9:50。開館20分後。
全3巻全場面を余すところなく全期間公開する《信貴山縁起絵巻》が目当てだが、国宝《粉河寺縁起絵巻》(半期で巻替え)と、国宝《地獄草子》全場面(5/2まで。5/3以降は国宝《辟邪絵》全5幅)も展示されており、大変得した気分。
また、国宝《地獄草子》、壁面ガラスケースに入っているものの、極めて至近距離と、素晴らしい展示。
さて、主役の国宝《信貴山縁起絵巻》は、最初の展示室に全3巻が展示される。
それぞれの巻ごとに、別々に、鑑賞待ちの列に並ぶこととなる。
私が訪問した会期初日は、係員が鑑賞スピードアップを促すようなことは一切なかった。そのため、鑑賞待ちの列が相応に長いのに対し、鑑賞中の人は前の人との間が相当空いてそれが2箇所ほどあってスカスカ状態という光景も見受けられた。この先会期が進むと変わってくるだろう。
私の国宝《信貴山縁起絵巻》鑑賞実績。
列についた時刻、鑑賞開始時刻、鑑賞終了時刻
行を改めて、
列に並んだ時間、鑑賞した時間の順。
《山崎長者巻》
奇跡、鉢が飛ぶ !?
命蓮のマジカルパワー
9:50、10:03、10:09
13分、6分
11:39、12:00、12:05
21分、5分
12:16、12:23、12:28
7分、5分
《延喜加持巻》
奇跡、病を直す !?
救世主 !? 剣の護法
10:09、10:16、10:24
7分、8分
11:07、11:12、11:18
5分、6分
《尼公巻》
奇跡、仏の声 !?
大仏が結ぶ姉弟愛
10:24、10:32、10:42
8分、10分
11:18、11:28、11:39
10分、11分
私は私なりに良識的なスピードで進んだつもりなので、鑑賞時間の長短は私より前の人がどれだけ私と比べてゆっくりめのスピードかに左右される。
結果は、《尼公巻》の鑑賞に一番時間を要している。前の人との巡り合わせかと思ったが、もう一つの要素があることに気づく。
《山崎長者巻》879.8cm
《延喜加持巻》1285.4cm
《尼公巻》1423.0cm
てっきり近似と思い込んでいた。
新館入口。小さく映っているのは、信貴山観光協会のゆるキャラ「しぎとらくん」。
本展会場入口の撮影スポット。上方に小さく黒いものが映っているが、これは《山崎長者巻》の「鉢」くんと「米俵」くん。