2018年のルーヴル美術館展は、「肖像芸術」。
日本テレビ・プレスリリース(7/11)より
日本テレビは、フランスのルーヴル美術館と、来年、東京と大阪で肖像芸術をテーマとする大規模な展覧会を開催することで合意しました。(中略)
日本テレビとルーヴル美術館は、2018年から2034年までの期間、4年ごとに日本で大規模なルーヴル美術館展を開催することでこれまでに合意しています。今回の「ルーヴル美術館展」は、この合意に基づくプロジェクトの第一弾で、日本テレビ開局65年記念事業となります。本展には、古代から19世紀までの"肖像"をテーマとした約110点が出品されます。これらはルーヴル美術館が誇る膨大なコレクション8部門から厳選されたもので、全部門を網羅する展示は極めて貴重な機会となります。(省略)
東京
2018年5月30日~9月3日
国立新美術館
大阪
2018年9月22日~2019年1月14日
大阪市立美術館
同日の日テレNEWS24では、「古代エジプトの女性をはじめ、ルイ14世やナポレオンといった権力者らの姿や顔を表現した作品が並ぶ」とある。
以前、日本テレビは、2018年から4年に1度、2034年まで計5回の大規模な「ルーヴル美術館展」を開催することを発表していたので、第1回展のニュースがそろそろ出てくるだろうと待っていたところ。
ルーヴル美術館の肖像の展覧会といえば、確か昔もあったなあ。確認すると、27年も前だ。
ルーヴル美術館特別展:肖像表現の展開
1991年9月18日〜12月1日
国立西洋美術館
出品点数:絵画22点、彫刻60点、素描31点、工芸23点、計136点
入場者数:469,426 人
入場者数、1日あたり入場者数(7,222人)から見ると、大人気であったようだ。
2018年の展覧会は、ルーヴル美術館の全8部門を網羅するとのことだから、絵画主体ではなく、1991年と似たような出品構成となるのだろうか。
【11月追記】
ルーヴル美術館展2018のチラシ&公式サイトを見る。メインビジュアルは、ヴェロネーゼ《ヴェネツィア貴族の女性(美しきナーニ)》ではないか。まさか1991年のメインビジュアルと同じとは・・・。本展に期待していいのか悩ましい。
ニュースから1ヶ月経過したが、現時点では具体的な出品作情報はないようだ。
夢を持てる今のうちに、来日を期待する作品を挙げておく。
カラヴァッジョ
《アロフ・ド・ヴィニャクールの肖像》
マルタ騎士団長なのだから、「権力者」の条件は満たしているはず。
是非、1966年以来、52年ぶりの来日を!!
アルチンボルド「四季」連作
《春》
《夏》
《秋》
《冬》
1点(《夏》か《秋》がいい)の来日でもいいけど、ルーヴルに数点残るのも落ち着きがよろしくないだろうから、4点ともどうぞ!!
クラーナハも。
《少女の肖像》あたりはいかがか。
詳細情報を待つ。