Yui Takada with ori.studio CHAOTIC ORDER
髙田唯 混沌とした秩序
2022年7月11日〜8月24日
ギンザ・グラフィック・ギャラリー
1980年生まれのグラフィックデザイナーだという髙田唯氏。
その名前も知らなかったし、関心のある分野でもないのだが、ポーラ ミュージアム アネックス訪問のついで(失礼)に訪問する。
1階は、凧のインスタレーション展示。
地階は、「これまでに手がけた仕事や活動からセレクトされた、髙田ワールド全開な変化に富んだデザイン」の展示。
地階の展示室入口の左手に、小さく、
「撮影さんかく」の表示。
「撮影さんかく」
撮影は数枚程度どうぞ。
目で楽しんで
記憶に留めて頂けると
嬉しいです。
数枚程度に収めて撮影した写真を掲載。
背景には、
「14 Chinese Mudguard Collection」
「15 No Smoking Collection」
「16 100¥ Collection」
「17 Dustfit Collection」
「18 Compass Collection」
前の展示台は、
「12 Fhotosetting」
そうか、2016年の東京ステーションギャラリーの「ジョルジョ・モランディ」展のチラシなどを担当されたデザイナーさんなのだ。
2階のライブラリー室に向かう階段には、そのポスターも貼られている(美術展系はもう1つ)。
悩ましいのが、地階展示室には、展示品解説が全くないこと。
上記「14〜18」の展示品もそうだが、撮影していないものも含めて多様な展示品が、どういう種類・性格のものなのか、見ただけでは全く分からず、どう見たらよいものか苦慮する。
情報を何も与えない展示方法もあるのだなあと思って退館するが、帰宅後に撮影した写真を見ると。
あったではないか!
展示リストが。
「撮影さんかく」表示の下に。
「撮影さんかく」表示に気を取られて、展示リストの存在に気づかなかった。
これも、展示品の一つだと思い込んでいた。
「Handout Take Free」とあるので、きちんと読解しなかった私が悪いが、英語表記も良し悪しだ。
私の訪問時には数人の鑑賞者がいたが、彼らが展示リストを取る姿も、展示リストを手にしながら鑑賞する姿も、見なかった。
そうであれば私も気づいたのに、彼らも気づかなかったのだろうか。
で、会期は終了し再訪不可、展示品は謎のまま。