東京でカラヴァッジョ 日記

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蕭白ショック!!曾我蕭白と京の画家たち(千葉市美術館)

2012年04月15日 | 展覧会(日本美術)

蕭白ショック!!曾我蕭白と京の画家たち
2012年4月10日~5月20日
千葉市美術館


東博のボストン美術館展で蕭白を11点も見て、えらく感心したばかり。
そして、同時期に開催される千葉市美術館の蕭白展。
ボストン美所蔵作品に匹敵するような作品に出会えることに期待しての訪問。


今回は前期。
厳密に前後期が分かれているわけではありませんが、4月10日~30日の間と5月8日~20日の間に各1回行けば、出品作すべてを見ることができるそうです。


第1章「蕭白前史」と第3章「京の画家たち」は軽くスルーして、第2章「蕭白」に専念。
第2章は、第1部「蕭白出現」、第2部「蕭白高揚」、第3部「蕭白円熟」と、年代を3つに分けての展示です。


印象に残ったのは。


第1部
◇柳下鬼女図屏風(№26)
鬼女の顔に損傷があるのが少し残念。
◇獅子虎図屏風(№45)
蝶に心底びっくりしている獅子の姿が楽しい。
◇囲碁図屏風(№48)
楽しそう。
第2部
◇雪山童子図(№55)
赤と青の対比が強烈。ただ好みとは言い難い。
◇竹林七賢図襖(№57)
七賢人の表情。雪景色。非常に印象的な作品。
第3部
◇許由巣父図襖(№70)
耳を洗う許由。牛を連れて立ち去る巣父。人も牛も格好がユーモラス。
◇洋犬図(№72)
こういう絵も描いていたのですね。


さて、ボストンに匹敵する作品は。竹林七賢図襖くらいかなあ。獅子虎図屏風もいいけど。
ボストン美所蔵作品に軍配。ただ、ボストン美ブランドに目がくらんでいるだけかもしれません。
購入した図録(1900円)を見ると、前期よりは後期のほうが面白そうな作品が多い印象。
5月8日以降に再訪します。リピーター割引もあるし。ただ、土日は2回しかないのが厳しいですね。



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