東京でカラヴァッジョ 日記

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「イタリア 24の都市の物語」(池上英洋著)

2010年12月24日 | 書籍

約200頁で全24話。しかし1話ごとの中身が濃いです。
初めて知った事実がいっぱい。


どれも面白いですが、かなり無理して、特にお気に入りをあげると。


【ヴィンチ】
レオナルド・ダ・ヴィンチが庶子であることは有名。
ヴィンチ村にいた幼少期。実の父母は近くにいない。が、近くにいて非常に彼を可愛がった人たちがいた。
「村にいて何もしていない」祖父と、同じく「村にいて何もしていない」叔父。


【オルヴィエート】
オルヴィエート大聖堂のサン・ブリツィオ礼拝堂。
「偽預言者」等の連作壁画は、シニョレッリの畢竟の大作です。
その壁画に画家が秘かに描きこんでいたものは?


【ヴィチェンツァ】
ごくふつうの一職人として過ごしていたパッラーディオ。
40歳を過ぎてから、突然、大芸術家の道を駆け抜ける。


【ペルージャ】
ラファエッロが修業時代に過ごしたペルージャ。
ペルージャに残る彼の作品は、わずかに壁画が1枚。
その作品が最終的に完成に至った、あるエピソードとは?


【チェファルー】
パレルモから東へ車で約1時間の、海岸に面した街。
大晦日に繰り広げられる祭り。周囲が絶壁で囲まれた巨大な岩の塊の麓にある街。
といった紹介のあとに、衝撃が。
最後に登場するのは?

 

お勧めします。
(旅情に誘われてどうしようもなくなるのが難点ですが。)



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