篠山紀信展 写真力
2012年10月3日~12月24日
東京オペラシティアートギャラリー
篠山紀信の写真展。人気のようなので行ってみた。
「写真力」とは?
写真の力が漲った写真
写された方も、撮った者も、それを見る人々も、唖然とするような尊い写真
時空や虚実を超えて、脳裏に強くインプットするイメージの力
そこで撮れた一枚は、その人への想いはもちろん、時代や自分史をも思い起こさせる力
展示室最後のキャプションで、氏のこれまでの写真集が紹介されている。
有名人あるいはヌードの写真というイメージが先行するが、改めて幅広い分野で活躍されていることを認識した。
129点の人物写真が展示。
大パネルの迫力を味わう。
1 GOD 鬼籍に入られた人々
◇バルテュス(1993年)。当時、写真集が評判になっていたことは覚えているが、氏の作品だったか。
◇きんさんぎんさん(1999年)、たいへん素敵な写真。
2 STAR すべての人々に知られる有名人
◇蒼井優(2011年)。38点もあるなか、山口百恵、吉永小百合等と同格の特大パネルが展示されている優さん。
3 SPECTACLE 私たちを異次元に連れ出す夢の世界
◇東京ディズニーランドシリーズ。彼らはプロ。
4 BODY 裸の肉体、美とエロスと闘い
◇豊島園プール(1987年)。水着の人人人人人・・・。
◇黒柳徹子(1969年)さん、若い。
5 ACCIDENTS 2011年3月11日、東日本大震災で被災された人々の肖像
◇圧巻の10点15名。氏の言うとおり「人の顔の写真はすごい」。
ミュージアムショップも面白かった。
展示室のキャプションで紹介されていた氏の写真集が、現在販売中のものも、絶版となったものも、実物が多数並んでいた。
さすがに、絶版ものの値段は高価。