クラーナハ展(仮称)
2016年10月15日~2017年1月15日
国立西洋美術館
2年前のTBSのプレスリリースで認識していた、クラーナハ展。ウィーン美術史美術館単館で、質量どこまでやってくれるのか、楽しみにしていたところ。
先般発売の日経おとなのOFF2016年1月号『2016年絶対に見逃せない美術展』にて、3点の図版が出品予定作品として掲載された。
そのうちの1点。
《ホロフェルネスの首を持つユディット》ウィーン美術史美術館蔵
クラナーハといえば、思い出すのは、2009年開催の「THE ハプスブルク」展で出品された次の作品。
《洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ》ブダペスト国立西洋美術館蔵
《サロメ》は、実に素晴らしい作品であった。「眼福」という言葉どおりの鑑賞体験であった。現在イタリア・ミラノのPalazzo Realeで開催中の「ラファエロからシーレまで」と題するブダペスト国立西洋美術館展でもメインビジュアルを担うほどの作品。
今回の来日予定作品は、似た雰囲気の作品だが、《サロメ》ではなく、《ユディット》。
《サロメ》と同等かそれ以上に図版に取り上げられる機会が多いようだから、同等かそれ以上の鑑賞体験を期待している。
雑誌掲載の3作品でも充分楽しめそうではあるが、当然それだけでは終わるまい。
宗教画と肖像画は必須。
あと、贅沢な望みであるが、《鹿狩り》も来日して欲しいなあ。
【TBS展覧会 Facebook 2013年10月9日】
TBSテレビは10/8にオーストリア・ウィーン美術史美術館と10年間のパートナーシップを締結しました。日本で今後10年間に3回程度の展覧会を開催予定で、1回目は2016-17年に国立西洋美術館と国立国際美術館で「クラーナハ展」を予定しています。ご期待下さい!