猫が食べるから花は買って帰れない

福島保護猫達はお空へ。埼玉保護猫は2匹になりました。
猫のことか、仕事のことか、365日そんな感じです。

今回のことで思う

2022年01月20日 | 日記

がんと診断した獣医さんは私に

『言い訳になりますが、私たち獣医はこんなに動物の口腔疾患が多いのに

獣医学校にいる間に口腔疾患について、ほとんど教えられないのです。

だから、獣医になって口腔疾患に直面して苦労するんです。

今回のことも、慣れている獣医であればすぐに腫瘍を疑ったと思うが

それが分からない獣医が圧倒的に多いんです。』

と言いました。

『3〜4ヶ月かかってここまで大きくなったと思います』と先生は言ったけど

何それ?初期に気付かなかった私が悪いの?

私が腫れに気付いたのは12月25日

翌日かかりつけに見せた時、歯肉炎を診断され

抗生物質とステロイドを処方され、ここで約二週間

紹介先の予約が取れたのは、その一週間後

これで三週間。約ひと月を診断までに費やした(まだ確定は出ていません。遅くね?)

 

腫瘍がとてもとても小さい時に気づかなければ

初期に見つけることなんて不可能だったと私は思います。

口の中までじっくり観察はしていなかったかもしれないけど

あくびをするたびに腫れてないかな?赤くなってないかな?って見てたし

毎日全身くまなく撫でていたし(以前脂肪腫ができたことがあったので)

口の中が見れなくても口臭とか口元が汚れてないかとか、口内炎の兆候にも気をつけていました。

私はどうしたら良かったと?もっと早く気づくべきだった?

 

急激に大きくなった腫瘍。先生だって見た時『とても大きい』と言った。

動物は小さいです。寿命だって人間よりずっとずっと短い。

がんは取り残しがないよう、正常と思われる部分まで切除するのが鉄則です。

当然、大きな腫瘍であれば、切除する範囲はとても大きくなります。

手術して、顎が半分なくなり、腫瘍細胞が残っていれば数ヶ月で再発する可能性が高い。

そしてその後の生活をどうすると言うのでしょうか。

痛みに耐えて、口から食べれない可能性があって、強制給餌を毎日したり

胃瘻になったりして生活するの?

彼らの、動物のQOLを本当に考えてるんだろうか?

 

動物の医療について、考えてしまう出来ごとでした。

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