長比(たけくらべ)城
滋賀県米原市柏原にある長比城(別名は長比砦)に行ってきました(2023年8月19日)。
お盆休みで帰省していたので、垂井駅から電車に乗って、二つ先(京都方面)の柏原駅で下車。柏原駅から歩きました。野瀬の踏切を渡って東に少し進むと神明神社の鳥居があって、そこが登城口になっています。そこからしばらく舗装された道を登っていくと、野瀬登山口になります。そこに縄張図の描かれたパンフレットが置いてありますので、それを入手して登っていきます。距離にして800mで、100m毎に標識がありますので、非常に分かりやすいです。
西曲輪の西側虎口にたどり着きます。土塁で囲まれた曲輪になっています。西曲輪の東側虎口から曲輪を出て東曲輪に向かいます。100mほどです。一旦少し下ることになりますが、これが堀切と言われている。ところかと思います。東曲輪は西曲輪よりも大きな曲輪で、こちらに「長比砦跡」と書かれた標柱が建っています。東曲輪には北、南、西と3箇所に虎口が設けられています。
この城は、戦国時代に織田信長と争うことになった浅井長政が、美濃国を監視するために築いた城(砦)とのことです。いわゆる境目の城ということのようです。吉川英治の「新書太閤記」にも登場していたので、いつかは行ってみたいと思っていた城跡でした。現地で見てみると、美濃国の監視には適したところだと分かりました。
登城口(神明神社鳥居の横)
登城口(ここまでは舗装道)
説明板
西曲輪の西側虎口
西曲輪の西側虎口横の土塁
西曲輪
東曲輪の西側虎口
東曲輪に建てられた標柱
東曲輪からの眺望
東曲輪の南側虎口
東曲輪の北側虎口
西曲輪から少し西側に降りたところの竪堀①
西曲輪から少し西側に降りたところの竪堀②
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