日本は世界地図上では大変小さな国で、事実小さい、わざと小さく書いて有る訳でないから、海抜ゼロメートル地帯では堤防的な物が造られたりしている、これに依り川の水が氾濫する事は大きく減って居るだろう、険しい山岳地帯に大雨が降れば、そこら中に有る小川や大きな河川に集まり、余り時間差を置かないで流れてくる、これが自然に出来た川岸を突破して、市街地に流れ込む、以前に起こった地域はそれなりの対応が施されて居るだろうが、そうでなく人生で初めて経験した水の増水に苦慮する高齢者が居る。
地形は大変複雑で、暮らしている東京は関東平野の中に有るが、川も多くて、コンクリートの道路が川の様になるのが以前の光景で有ったが、側溝に溢れた雨水は巨大な地下トンネルの様な構造を人工的に作ったから、そこに流れ込むのだ、今は道路が川の様になる事は随分少なくなっている、最近東京に来た人は、そんな都市構造になって居る事は知らない、多くの人が住み電車や自動車が走る大都会東京の知恵なのだ、東京は予算が十分に有るから国からの支援がなくても単独事業として行うのだ。 これが東京に住むメリットだ、地方なら各自に長靴が必要だろうが、東京では必要ない、筆者が暮らす所は少々高台だから、大雨で地域が川の様にはならないで下に流れる、大雨には都合が良いが、日々の暮らしには高齢者は坂を登らなくてはならないから、つらいので一気に登れないで途中で休む老人は居る。
電動アシスト自転車で無いから、ペダルを漕いで登れない、江戸時代には馬車が登れない難所が有った坂も有るが昭和の時代に橋の様な構造物を造つたようだ。周辺は建物で囲まれた高台で、平地は少ないから坂道を工夫して道を造り、そこに家も建てている、よって軽自動車なら通れる位の道しかない所も有る。 当然商売には向かない地形だから、小売りの店とか飲食系もない、コンビニは数件有るが普段は使わないでスーパーに行く、東京なら商売も成り立つだろうと始めても１年で撤退する店が有る、場所貸しますと言う１階の空きスペースに小さな看板が出ているが、この１０年借りる人は居ない、事務所でも借りないから、坂道では利用価値が極端に少なくなる。
地下鉄駅は有るし通勤には、都内で有れば便利の場所で人は沢山住んで居る、しかし暮らしがベースだから人の流れは少ないと感じる、賑やかな商店街ではないが飲食、コンビ二、小さな小売店、ランドリーは有る、商店街に良く有る総菜屋はない。こうして東京でも住む地域で違いが有る、ゴチャゴチャした商店街で無いから、個人的には騒がしくないので好きだ。大きな病院が近いし、開業医も有るから病気には対応できる、酒を飲まないから居酒屋がなくても大丈夫だ、バー等はないが、近くに昔の名残の様な夜の街的な所は有るので、酒好きが行く場所は十分に有る、しかし坂が多いので高齢者向きの地域ではない。
ここに引っ越して１０年余りだが以前は西側で高層オフィス街だった、こちら側が良いのは気軽にいけると言うか東京都とか区で運営している施設が多いので、安く利用が可能だ、今も週に１回は利用しているし、高齢者向けの場所も有る、この点で西から東に越したがメリットは多いので満足している。
