日本経済にダイナミックな出来事は今年起こっていない、と言うか10年のスパンで見ても産業界の勃興はない、国内で民間航空機が誕生するかと思いきや、三菱重工は開発を断念した、この主な原因は航空機の型式証明が取れないからと言った、中国は開発完了して国内で運行している筈だが、型式証明は国外との接続が有れば、必要な証明書なのかどうかは知らない。
日本は大規模なシステム工学的な物が造れない国になったのではと、思うのは軽率なのか?、分からないが建物の様な構造物は建てているから出来るが、これに複雑なシステムが絡むと造れないのかと思うのだ、開発案件が少ないのか、それとも企業が大型案件を考え付かないのか、何れにしても造れていないのは事実だ、薬に様な大型では無いが遺伝子的とか細胞レベルでの開発はノーベル賞を受賞した京大の山中博士が居るが、世界的に利用拡大が無い様な印象を持つ、資金も贅沢には集まっていないのではと思うのだが、分からない分野だ。
医療手術で活躍しているロボットもスタンフォード大学発の専門家たちが開発した、これなどは日本発で売り出して欲しかった分野と言うか商品だ。特許の塊で有ったから類似商品は出せなかった、で有ろうが、小型でも商品化する技術とかアイデアが出せない組織になってしまったのか、どうだろうかと日本企業の関係者に問いたい。
もう一つは、ドローンが今や戦争の武器になってしまったが、これなどは日本にはカメラが有るし、モーターも有る、このドローンでも小型は中国企業が開発と先行した、日本が気が付いた時点で、既に数千人が働く会社に育ち、商品も世界に広がっていた。こんなのは日本のお家芸と思うのだが商品化は出来ていなかった、発想力も落ちているのが、日本だとしたら日本は全ての事柄で、棚卸が必要かもしれない。
何かに欠陥が有り、それが何かが分からないとなれば重症患者の様な物だ、正直困った状況と思っている、何かを変えて、前進できるエンジンを育てないと、日本が世界での存在感を出すことが出来ないと思っている。
欠けている何かを見付けて、社会の在り方をチェンジしないと、食べていける国にはならないと思う。国内で回しているだけでは金は稼げない、外での活躍や売れる物が無いと行けない。
政治を変えるチャンスが有ったが、ポジションをキープするだけで終わったような気なする、これでは改革や前進が期待出来ない事だ。