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男性に多い前立腺がんで死去した「西郷輝彦」は、未承認治療法を何故取り入れたのか。

珍しいがんでもない前立腺がんは、健康診断でもPSA値の検査が有る位に多いがん種で有る。筆者も年1回の健康診断で検査する、がんとは関係ないが男には前立腺肥大も多く、高齢者と言われる年代になると大抵はこの病持ちが多くなり、筆者も治療している、肥大だからがんになるとは限らないのでこの点で悩むのは止めよう。困った臓器だが精子を造る役目らしくてなくてはならない、男性しか持ってないから身体のどの辺に有り、どの位の大きさまでは女性は知らない、膀胱の出口で尿管を取り囲んで非常に長い年数を掛けて肥大する、高齢になると尿の出が悪くなるので肥大に気が付く、肥大しない様に薬での治療が始まる。
胡桃位の大きさと言われている、医者は肛門から指を入れて大きさを確認する、もちろんゴム手袋はしている、しかしこれを誰でも行うとは限らない、膀胱のエコー検査で計測は出来る。

前立腺がんは多くの経験数が有る、様々な治療法も確立している、心配なのはどの程度に進行しているか、転移をしているかいないか、で有る。そしてどの医者と巡り合えるかで治療法が決まる場合が有る、よって健康診断でPSA値が高く出たら、がんを疑い専門医の診察を受けるが、その前に情報として前立腺がんに付いてと治療法に関する知識を本等で得る。
進行はゆっくりなので慌てる心配はない、自己認識として進行度とどの手術法を選択するかを決めて、その専門医を探す、今は大抵の都会の病院(大学付属病院)には専門医はいるが、問題はどの治療法の専門医かで決まるので慎重な判断が必要だ。

筆者は胃がんと診断され近くの大学病院で診察し、検査もしたがお腹の開腹手術、いわゆる外科手術の専門家しかいなかったので、それは断り他の病院に変更した。東京だから専門医がいる病院の選択肢は多い、手術は「腹腔鏡手術」と決めていたので、どこの誰に手術して頂くかは多くの資料を読んでいたので迷いはなかった、手術経験数が最後の決め手とした。結果術後5年が昨年の12月で過ぎた、内視鏡で検査した結果は良好で、完治したと言われて今はホットしている。但し、胃がないと幾つかの不都合が有るのでその部分を了承するかどうかも考慮が必要だ、何よりがんの発見時年齢も重要と考える。

前立腺がんは部位別で10生存率が99.2%と高い、今やがん=死ではない病気なのが日本だ。西郷輝彦は何で態々オーストラリアまで行って日本で未承認の治療法を選んでしまったのか、がんになると兄弟や親戚は藁をも掴む心境になって、どこかに効果の高い治療法はないかと探したり聞き廻る傾向に有る、大抵は運悪く、信頼できると思える人物が現れる、知識がないと頼る、これが失敗のスタートだ、手術代は払える範囲で有れば受け入れたいで有ろう、そもそもお金が無いので高額治療は出来ないと分かれば保険内での治療や手術となる、案外この方が最終的には間違いない選択かも知れない。

西郷は妻なのか親戚なのか友人関係なのかは知らないが、場所がオーストラリアとなれば誰かが仲介役を演じている、世の中多くの未承認民間療法が有るのは資料を読めば出てくる筈だ、大抵は良い事の羅列でその中身を信じてしまう、これが弱者に起こる事故?だ、筆者が西郷の知り合いなら、こんな治療は止めさせる、10年位前に手術か治療をしていると有る、がん治療は外科手術、化学療法、放射線治療が主で、組合せも有る。1回目をどれを選んだかは重要と言われているので事前に自身で判断出来れば良いが普通は出来ない、中立的な立場で相談できる機関が有ればと思うが、最終的にはそこを運営するにはお金が必要になり薬品会社や病院との関係が強くなる。
最初の治療後に転移なのか再発なのかが現れたので、その後の治療状況は分らないが、この間の対処に不都合が有ったのではと想像する。
豪州の治療法にハマったのが何年前か知らないが、1回の治療費がバカ高い、滞在費を含めれば1000万円以上は掛かったで有ろう、実は筆者は重粒子治療と言う日本が先端を行く放射線がん治療法を15年位前に知つて多くの資料を読んだ、既に国内に何か所か施設が有るが、これを設置するには150億円以上は掛かる、これを使っての治療は当時には前立腺がんで有った、実積も有ったので何年か前には保険適用になった。

治療前にホルモン治療する場合も有るのでこれが合わずに止めた話も聞いたが放射線を当てると言っても数分だから、固定したりする時間を入れても30分以内で終わる、前立腺専門の治療法としては機器が高額なだけに他のがんに応用も検討されていたので今は幾つかのがんで保険適用されているだろう、これが普及している日本をパスして豪州なんかに行く必要が有ったのかは疑問だ。

がん=死ではないので、少々重い病気と思って治療して下さい。但し高度な治療だから間違いのない専門医を見つける事が、何より重要だ。
西郷は1歳上で、彼がデビューしたのが高校生の頃、彼の歌や御三家の歌を楽しんだ同年代がまた一人あの世に行ってしまった、残念で有る。


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