失われた30年なのか20年なのか、いずれにしても日本は元気がなかった長期不調な時代で有ったのは事実として、歴史の記録に残さねばならない。
残念だがG7の国の中でも元気のない国が日本、それでも経済規模は米国に続く2位だからメンバー資格は有るだろう、しかし何時までもG7のメンバーの入れ替えが無いとは言えない、普通に考えれば何でカナダなんかの小国がメンバーになっているのかと疑問を持つ、イタリアも歴史がある国では有るし一応自動車メーカーも有る、が産業はオールドファッションが多く、IT等の先端企業は少ない。
自由経済で民主主義が条件の同好クラブみたいな感じになってしまった感は有る、G20も有るのでこの中で入れ替えながら運用するのが良いかもしれない。
ベンチャー企業が重宝されているが日本の企業で、世界的な会社になっているのはない、「テンバガー」と言う言葉が有ります。世界の時価総額上位2000社を対象に5年前から株価が10倍以上になった銘柄を日経が調べたら30社前後の入れ変えが有ったり、この間に大ブレークしたテスラなどは入ってないが半導体関連やDX関連会社は当然入っている。
日本企業でも株価が10倍以上になった企業は4社有ったが、世界の時価総額上位2000社には入れなかった。アジアでは台湾と中国企業が入り、韓国企業は1社、インドも1社が入っている程度と世界での競争に日本企業に存在感がないのにはガッカリさせられる、井戸の中の蛙からジャンプ出来ない。
日本人だからなのか住み付いた性格なのか、銀行や資産家がお金を投資しないからなのか等を考えてみたが、国際性に欠けている、言葉が出来ないから友人にはなれない、思い切りに欠ける性格なのは不利だ、技術やアイデアは評価できてもそれを浸透させるとか売り込むプレゼンは上手ではない、学校教育現場で1週間に一度位は、何かについて討論したり発表する場はない、詰め込み教育だけは続行されている、そんな事して大学に進学出来ても世界で戦える人材にはなってない。
文科省や教育委員会は上から目線の基本は変えない、役に立たない事を教えて彼らに何が徳になるのか、先生に成りたい希望が薄れる国で有ってはならない、先生の持ち時間に余裕がないと言われて、余りにも時間が過ぎている、変えようとすれば圧力が掛かり、組織に埋没する、日本人だけの同質社会が駄目なのかも考えなくてはならない、多言語多人種社会に日本はなれない、これらを遮断も出来ないから、社会を構成する同一ルールは必要になる、筆者は20代の頃から欧米を中心に往来して来た、文化人類学的には多様性は有る方だが
日本人ファースト的な考えの方が強い。困った性格だ。
東大発ベンチャー企業等大学発ベンチャーも有るがいずれにしても投資額は小さいので世界に向けて、と考えるとお粗末としか言えない。
それでもマスコミは情報ネタに不自由しているから、記事にするが大抵は既にある技術やアイデアのコピーでしかない。
20代の後半にはシリコンバレーに住んで、ベンチャービジネスやキャピタリストにも会った、スタンフォード大学は近所だが広大なキャンパスだから歩いては往復できないから自転車を購入した。
アップル社はジョブスを追い出したが、成果は得られなかった、結局彼のカリスマ性でリスタート出来たが、当時に携帯なんか形にもなってないからデスクトップコンピュータを使うしかない、家庭での普及も無いから図書館には通った。滞在とその後の往復経験で数百社の商品と会社を知ったが、彼らの中で生き残ったのは殆どない、途中で買収されたか合併させられて、会社名はなくなるが技術の継承は生きている、これの繰り返しがシリコンバレーの現場。
これが後のGAFAMと言う、余りにも巨大な時価総額企業を生み出した。
異常な状態だ、何で60万台程度のEV会社に投資マネが集まるのか、アメリカンドリームと言ってしまえば簡単だが、これに参入するには日本企業は当分無理、永遠に夢が実体が伴う会社にはなれない、この地を去った企業は余りにも多いだろうと、それでもチャレンジやリターンマッチは旺盛なエリアで有る。
