日本の企業の仕組みは兎に角複雑な社会構成で成り立っている、特にプロジェクトが大きいのは大抵が政治や行政、大物と言われる仲介業者と企業が絡んでくる。それが有る面当たり前の社会が日本の特長でも有る、それを許せないが。
オリンピックなんか正しく、混沌とする大プロジェクトで、本来なら長野冬季オリンピックでの不正会計が有った記憶が有るのに、何で東京なのか、慎太郎が勝手に決めた案件で有るが、政治が絡む大イベントでそこに絡んだフィクサー的な会社と人物は必ずいるのが日本で、本来ならこれを明らかにせねばならないが、曖昧で済まされた、政治ショーでしかなかった。それもコロナ過での強硬実施だ、設計段階から問題が有った競技場は、予算オーバーなのに開催までに工事は完了させた、その他数ヶ所の競技場も取り壊しでもしたで有ろうか、怪しい部分には蓋をする日本の仕組みでも有るが。
日本は多くの産業で中国に市場を奪われたのが有るのは事実で、そもそも何で中国に熱心に会社と工場を移転させたのか、当然国内は疲弊する事に成り、日本の誇る製造技術が移転してしまった、「日本製」が唯一の誇りで、これが製品の信頼性で有ったが、例えば多くの白物家電は中国製になった、ブランド名は日本名で有っても、それにはMade in Chinaが印刷される、其れに依る売り上げ減とか、GDPには日本の税関を経由しないで中国の税関を通過するからGDPの拡大に日本企業は貢献している、ビジネス規模が大きく成ればGDPの差も大きくなる、製造地と消費地が近い東南アジアでは当然中国の工場から出荷する、従業員を養い、国を助けている進出企業が、どれだけ中国に貢献しても、中国政府の日本への嫌がらせが減る事は無い、日本政府は工場の日本回帰を中途半端で訴え、それに対して補助もすると言ってはいるが、どれだけの企業がこれに応じて、日本に帰っただろうか、を知りたいが、現実は何の変化もない企業が多いだろうと想像する。30年前なら人件費の差が有ったが近年では職種に依り給料の逆転も起こっている、今の中国の製造現場は品質向上が目覚ましい、日本と同等かそれ以上の商品を提供しているのも多いと聞く、サプライチェーンは今や中国の方が進んでいるかも知れない、これが日本に帰れない理由なら、日本と中国の差は、相当深刻な状況だろう。
日本の金融団に資金提供を受けて、工場を中国等アジアで推進するのが当たり前となった今日では、これにメスを入れられないでいる企業の姿なんだが、どうする、日本は益々劣化して行く社会となり、工場や会社を移転した会社が生き残るかもしれない、今日本は円安で儲けが出ている会社も有れば、企業の存続が出来なく廃業する会社も多い、この際には日本に帰る方が得策だろうが、工場で働く工員の確保が無理かもしれない、人出不足とか言いながら、若い人を好む日本の企業体質に変化が無い、何の為の海外進出で有ったのかに疑問符なんだが。
大型風力発電建設に三菱商事連合が秋田県沖と千葉県沖の3箇所の公募(国土交通省と経済産業省)に三菱が総取りした事が話題と言うか嫌味が横行している、そもそも日本企業で大型の風力発電を開発する会社がない、以前なら日立や三菱重工等幾つかのメーカは有ったが、近年は大型風力が費用対効果では勝ことが判明した、よって日本にメーカーが無いと言うよりは、大型風力が造れない問題が存在している、数を多く造れないから競争力で劣る、日本の恥ずかしい一面で、風力発電なんかも20年前には有った産業だが、海の沖となると漁業権の問題が起こる、海岸線だから国立公園法に引っ掛かる等の問題を解決しないと前進しない、これが日本が遅れる根本問題なのは事実だ。
今回の三菱も融資は日本金融機関んで、商品の風車は米国のGE製、運営をオランダ系、そこにアマゾンが絡んでくる、何のことはない、全てが外資となる、国内で国が音頭を取るプロジェクトを日本のお金が絡み、儲けられる期間が長い電力開発がこんな無様で良いのかと気になる、稼働時期が2028年頃から30年頃と遅いスタートだ、こんな未確認事項が多いプロジェクトを安易に落札してしまった国側に問題有りと見る。今後の注視が必要な案件として、記憶して下さい。
欧州の大国はドイツとフランスそして英国なんだが、脱炭素での勢いは落ちている、ドイツなんか重工業が多いのにガスや石油をロシアからストップして、どうするのと疑問で有ったが、その本質が判明して、脱炭素を諦めないといけなくなった、急に新エネルギーに代える事など出来ない、石炭が摂れる国で有るし、火力発電の再稼働に方向転換した、停止中の原子力も再稼働させるだろうから、当分はガスと石油が無くてもエネルギーの目途を付けた。