緩い日本をどの程度規制強化したら良いのかを国民として考えなければならない時代になっているのだが、政治サイドは権力維持をしたいだけのアホな集団だから国民が怒り、反抗し、改善点を見付けて、前進するしかない。
外人の入国問題が有る、これは日本が制度や規制が未整備で緩いからその欠陥部分を突いて来る訳だ、安心安全な国ではなくなりつつ有るのが気掛かりだ。現在の外人居住者は2数十万人位だろうが、これが増えて行く。
日本人が行わない部分を東南アジア人でカバーしようと、特に介護分野は政府主導で入れて来たが、問題の本質を労働賃金差で決めて来たのは事実で、最初はフィリピンやベトナムが主力だったが、これらの国も賃金上昇と介護人材を欲しい国が多くなり、日本の魅力が薄れて来た事実は有る。
がしかし、根本問題は日本国内での、今盛んに言われている年収103万円以下の制度設計が問題点で有った、税金と社会保障が引っかかるので役人が考えた、前進性が無い制度に落ち着いた、そして長きに渡り変更を考えずに来たのが、人口減少問題とか少子化をなおざりにして来た。
これらは数年で改善する訳ないので、10年単位で考えなければ解決はしない、これが最大の政治問題なのだが、踏み込めなかった、子供の預かり問題とそれに関連して長期子育て休暇が未達で有った。こんな事欧米先進国ならとっくに制度が出来上がっていたが、政治が一応見学とか情報収集には動いていただろうが、筆者は半世紀前から福祉の国英国に滞在したし、産業先進国米国でも暮らしたので、この辺の問題点は感覚として成熟社会だと思わせていた。要するに日本は怠けていたに過ぎない、どうにかなると軽率に考えていた節が有る。おしりに火が着いてからの行動で、おまけに政府間での意見調整が遅々として進まない国だと思っていた。
入国を許した東南アジアから来日させたが、中にはと言うか、事前に来たい人の調査が疎かで有った、貧しい国だったからお金や食う物も満足でなかったので、泥棒や恐喝は頻繁に起こる国では有った、それを承知で入れたのかは知らないが、役人が社会に入り込んで経験したなら身体に染み付くのだが、これは怠つた、ならばそんな社会で生きて来た日本人から聞き取り調査すれば良いが、これも怠ったので有ろう、来日して緩い社会を知れば、泥棒家業をやってみたいとなるだろう、これが昨今の彼らの犯罪が実証している、これも原因は日本政府の安易な制度設計に有った。
日本への留学生は大学から小学生までと広範囲で、特に中国からは多い、欧米では閉め出そうという制度に切り替えたが、日本は海外コンプレックスの塊のような国だから、対処が遅くなる傾向だ。
日本は天下り天国だ。介護にしても事業が始まる前から真剣に取り組んで居なかった、天下り先を整備する事が最初の仕事で、次に現場での取り組みで、ヘルパーになる為の講習会が多く有った、中高年の卒業者を多く生んだが、実務と収入でミスマッチが最初から有った様だ。
これに気が付いたヘルパーは止めて行き、欠員補充に東南アジアに目を付けた、病院経費費が高くなるので、介護分野は安くしたいのが本音で有った、脆弱は制度が数年で崩れた、当初から103万円問題を解決してからスタートしていれば、退職者が生まれなかったかもしれない、人手不足と職に就きたくない人が多く居る。しかし講習を受けて利用してない人が数十万人は居る筈だ、これを掘り起こした方が良いのだが、現場を見ないで給料の事だけが眼目に有りそうだ。これでは前進しない、多くの事で使える職能を無駄にしている国が、日本だから救いようがない、無駄のオンパレードだ。