失われた30年とかノンビリ構えてはいられない状況が、こんなにも長く続いているのに産業界からも国の機関からも、活力が有るとか起爆剤となりそうなコアな商品が生まれていない、競争力が死語になっている位に使われていないのは考え直す必要が有る。
日本はとっくに消費社会に変換したから、物づくりは中国や東南アジアで行い、それをチャラチャラ国内で消費しょうとしても、家の中は取り合えず間に合っている物で溢れているから、買いたい衝動にはなれないのが本音です。
何より給料は上昇してないし、雇用形態も非正規が徐々に多くなっているから現場での意欲も落ちている、コスト高なら中国に移せばよいと、安易な方向へ行ってしまう、悪循環が蔓延している国内に活力を起こそうと、中国等に進出している企業に、国内回帰すれば補助金を出しますと経産省が言っても、現実は多くの企業が応じていない、今や世界の工場として何でも有の国が中国で、サプライチェーンはとっくに確率されているから、産業界は便利で低コスト、品質は少々落ちても、物に依っては十分受け入れられる範囲だと妥協してしまう、今や中国憎しだが、貿易額は中国間が米国間を大きく引き離してる現実から脱却は簡単ではない。
国交樹立して50年となる中国に、余りにも多くの技術や製造法を教えたし盗まれてしまう構造に気付いていても、工賃の差が何倍も有った時代から、その差が魅力でなくなっても、サプライチェーンがカバーしてくれる、こんな物は簡単に追い越されないで有ろうと思っても数年後には市場に溢れているのが中国で、物量で負けてしまう、単純に言えば中国には日本が10個有ると思えば話は簡単だ、1個の国が使えなくても、近場のもう一つの国と付き合える、同じ国土に有るから物流面では問題ない、どの角度から見ても中国から撤退はない、これを前提にしての産業の構築はドイツが行ったと言えるだろう、ドイツは中程度の産業を中国に売ってしまった、10年掛けてメルケルが行ったことは、ドイツの中国への植民地化だ、欧州先進国で中国派はドイツで有るのを認めざるを得ない、アメリカが制裁してもドイツから学べるルートが出来上がっている、今宙ぶらりんなのは日本で、安易に中国シフトが出来ないが、産業界は中国に向いている、しかし国内で牽引する技術や会社がない今、どうするかが課題だ。
韓国に追い付かれ、物に依っては追い越された、これが中国に移つている、韓国は半導体関連で日本より先端を行っているから、この分野で日本は競合相手ではない、技術が陳腐化しているから学ぶべき物はないと中国側は判断している、いわゆる蚊帳の外状態が日本で、何とも言えない程に落ちぶれている国が日本、何故こんな国になったかは簡単で、選択と集中が一致してない、無断な行為が多くて資金も時間も浪費しただけ、何より物を造ってそれで稼ぐと言う付加価値経営が活かされないで来た、韓国は分野に依っては日本より稼いでいるから給料も当然追い越している、売れる技術が有るからで、これを日本はしてない、失った時間を取り戻すには、今のチャラチャラした国民意識を叩き直すしかない、これが出来れば日本への期待は持てるが、なければ普通の国にしかなれない、東京への集中から地方で稼げる国にシフトする、人口減が起きているが、減の国に未来はない。これは政治がだらしないからで国民の質も再考が必要な程に落ちている。