[ワシントン 15日 ロイター] 米高速道路交通安全局(NHTSA)は15日、トヨタ<7203.T>車の意図せぬ加速が原因で起きたと消費者から訴えがあった事故による死者が34人になったと明らかにした。そのうち3分の1以上は、最近になって報告があった事故だという。
NHTSAによると、1月27日以降に届け出があった、2005年から2010年までに起きたそのような事故の件数は9件で、13人が死亡、10人が負傷したという。
NHTSAは、重大なリコール(回収・無償修理)が行われた場合、消費者の訴えが増加するのは通常のことだとしている。
トヨタは声明の中で「消費者によるすべての報告を真剣に受け止めている」としたうえで、「一段と厳しい品質管理を行い、消費者による訴えをさらに徹底的に調査する」ための措置を講じている、としている。
昔日本でもAudiによるAT急発進の事故が頻発した。
家族をはね飛ばしたとかそういう事故だ。
その結果Audiはアクセルとブレーキを同時に踏むとブレーキを優先してアクセルをカットする設定としている。
ATがこれだけ普及した今となっては専門家やユーザーからアクセルカットは行き過ぎだとの声もある。アクセルを踏みながらカーブをブレーキも同時に踏みながら走るというスポーティなドライビングができないためだ。
トヨタも遅ればせながらその洗礼をうけたのだろう。リコール騒ぎに乗じて暗躍する集団訴訟をけしかける弁護士も多かろう。前途多難だが、日本を事実上背負っているのだから、その気概を持って対処してほしい。
最善(最前)を目指せ!