・手術の様子
手術室に入る前に、名前と手術内容を自分で申告する。(取り違え防止?)
入室後、手術台の上でもう一度申告、手術着と下着を脱がされて手術スタート。
最初に腰椎麻酔をかける。
横を向いて丸くなる姿勢をとるよう言われ、腰に針を刺される。
かなり痛いという記述も見かけるが、僕はあまり痛くなかった。(皮膚も筋肉も薄い部位なのでおそらく痛みは少ないのでは?)
ただ、動くと危ないし、ググッと針が入ってくる感じはあるので、”痛いかも”と身構えておいて、拍子抜けするぐらいがちょうどいいかもしれない。
麻酔液を入れ終えたら、うつ伏せになり、ジャックナイフ型という姿勢をとり、麻酔が効いてくるのを待つ。
頭がお尻より低くなる、傍目に苦しそうな姿勢だが、胸や腰の下にクッションを挟んでくれるので意外と苦しくない。
少しして執刀医が足の感覚を聞いてくるが、この時点ではほとんど変化が無いので、薬が効かないのではとか、効き目が弱くて術中にきれたらとか、不安が起こる。
だんだんと足の先が暖かく感じ始め、痺れてくると、今度はお尻の穴を絞められるか聞かれる。
この頃になると足はまだ動かせるものの、お尻にはどうやっても力を入れられない。
最終チェックに、何か”痛いこと”をされて、痛みを感じないことをしっかり確認してメスが入る。
(不思議なことに、皮膚に触れられている感覚や、押されている感覚はあるのに、痛みだけは全く感じなくなる)
手術は概ね順調だったが、切ったり、縫ったりがあらかた終わり、ジオン注射をする段になったところで、急に気分が悪くなった。
緊張したとき、お腹にギュゥッときて気分が悪くなるのを、何倍かに強めた感じで、血圧の急な低下が原因だったようだ。
術前の体調が悪かったせいもあると思うが、ジオン注射の副作用に血圧低下があり、それが出たらしい。
不安を感じるぐらい、一気に気分が悪くなったのだが、何か(薬名は失念)を2mlだか入れたら、秒で回復した。なので、血圧低下に関しては、多少警戒しつつも安心してよいと思う。
手術が終わると、その時点で出血が無いかなどの点検があった。
僕は、途中血圧低下があったので、少し長めに様子見の時間があったが、普通は2,3分ぐらいではないかと思う。
問題なし、となったところで、でかいガーゼをお尻に貼り付け、紙おむつがはかされる。手術着も着せ直してもらい、ストレッチャーに乗って手術室をあとにした。
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