華撃団 ブログ (かげきだん)

埼玉のよさこいチームです
仲間を信じて前へ進む事を決め       
気持ちも新たに「華撃団」と改名しました

家の隣にあってほしいチェーン店は?

2012-02-29 22:45:20 | 日常
4月は、就職、入学、人事異動などで引っ越しなどで部屋探しをする人も多いはず

引っ越し先を決めるにあたり、部屋の間取りと同様に、家の立地も重要ですよね。

特に一人暮らしの場合、近くに好きな飲食店があると心強いもの。

20代の人が、家の隣にあってほしいチェーン店のランキングが出ていたので紹介しますねぇ




【男性の場合】

1位 マクドナルド

2位 餃子の王将 

3位 かっぱ寿司 

4位 モスバーガー

5位 吉野家




【女性の場合】

1位 ミスタードーナツ 

2位 マクドナルド 

3位 モスバーガー 

4位 サブウェイ 

5位 フレッシュネスバーガー

男女を問わず、ハンバーガーは人気ですね 






自分の場合は、呑み屋とラーメン屋ですかね~(笑)

今村組の二本旗

2012-02-29 00:38:23 | 日常
中二の息子にとっての、今村組の「翔吾」君は絶対なる存在ようです

家でよく、繰り返し今村組のDVDをみている息子

映っているのは、必ずといっていい程、二本旗を振っている翔吾君・・・

踊りを見ているのではなく、どのようにすれば、二本旗をカッコ良く振れるのか

目を皿のよにして繰り返し見入ってます。

人数が多くないチームなので、演舞でなかなか旗を振らせてあげられる機会は少ないのですが(汗)

とにかく、陶酔しきってますぅ

mixiのハンドルネームも「二本端大好きヤロー」(笑)

学校での美術の作品もこんなの作ってきました・・・



いつか直接、二本旗の振り方教わる機会があるといいね 

4年に1度の「肉の日」

2012-02-27 20:46:38 | 日常
「牛角」三軒茶屋店は“4年に1度の肉の日”である2月29日に、

限定で「人気メニュー全29品食べ放題」を1人290円(税込み)で提供すると発表しました。

当日の予約はできず、先着75組の受付で、当日15時より店前で整理券の配布を行います。

「牛角」の全品290円食べ放題は2月9日に六本木店限定で実施し、営業時間前から300人以上が大行列した企画。

今回はその企画が早くも“復活”するもので、29日の17時から24時30分に三軒茶屋店限定で実施する。

そのメニューは「牛角カルビ」(通常609円)、

「和牛上カルビ」(同725円)、

「牛上タン塩」(同620円)、

「王様ハラミ」(同725円)をはじめとする人気のお肉メニューだけでなく、

おつまみ・ごはんモノも。ガッツリと牛角を楽しみたい人にはたまらない企画ようです





なお、食べ放題ではないものの、今回は全店で割引キャンペーンを用意。

2月29日に三軒茶屋店を除く「牛角」全店へ、ホームページに掲載するキャンペーンクーポンを持参すると、

人気メニュー12品を無料または特別価格の総額2,929円割引で提供する。

4年に1度の肉の日は、「牛角」で肉の宴を堪能してはいかがですか?


牛角 三軒茶屋店 東京都世田谷区三軒茶屋1-33-19 

050-5816-5218  三軒茶屋駅 徒歩4分


「iPhone ガスコンロ」??

2012-02-26 07:29:30 | 日常
ニセ iPhone どころか店舗ごとコピーの偽アップルストアなど偽物文化を誇る中国から

多量の「iPhone ガスコンロ」を押収というニュース


「iPhone ガスコンロ」?

もしかして、電話機能付きのガスコンロ?

電話で、お湯が沸かせるとか?

中国製品の、コピー・パクリ数あれど、ここまで意味不明でわからないものは何なんでしょう?





武漢市の倉庫で押収された iphone コンロは、前面の表示によると「苹果・中国有限公司」つまりアップル・チャイナ製。

緑のアップルロゴと並んで " iphone " の表記があり(pも小文字)、さらにロゴ付きの「合格証」なるものが下がっています。

しかしこの「iphone」ガスコンロは「合格証」があるのにもかかわらず、まともな安全装置をそなえておらず、

当局は主に消費者安全上の理由から押収に至ったとのこと。


金儲けのためなら、何でもあり言う感じの中国・・・

iPhoneガスコンロ・・・アップルの商標を使っている事に目が行きがちですが

合格証書が貼っているにも関わらず、安全装置無しとはねぇ・・・

安全とか事故が起きた時の人の命のことなんか、はなから考えてないんでしょうね!


中国製品に対してホント恐怖を感じました




コカ・コーラ ゼロが飲みたくなっちゃう

2012-02-24 22:56:22 | 日常
六本木ヒルズに突如、高さ3メートル超の巨大な氷柱が出現。

中にはコカ・コーラ ゼロの缶が入っており「Take Free!」のメッセージが書かれている。

しかし氷壁を崩さなければコカ・コーラ ゼロは手に入らない……。

集まった人々が、四苦八苦しながら様々な方法で氷を壊すために挑んでいく。

果たして彼らはコカ・コーラ ゼロを手に入れる事ができるのか……?

今回のWeb限定ムービーは、高さ3メートル、重さ3トン超という氷柱を壊す

「非日常」で「ワイルド」な挑戦を通し、コカ・コーラ ゼロの

キャンペーンコピーである"WILD HEALTH"に象徴されるブランド価値と

その世界観を伝えることを目的としたものようです。



トイレットペーパーの芯

2012-02-24 00:52:57 | 日常
こんな記事を見つけたのでシェアしますね


これからご紹介するのは、そんなトイレットペーパーの芯を使ったアート作品の数々です。

多くの人が気にも留めないものをアートというかたちにまで昇華させたのは、

フランス人アーティストのAnnastassia Eliasさん。彼女の手から生まれる見事な作品を一目見たら、

きっとあなたも感嘆のため息を漏らさずにはいられません。


作品づくりは、まず芯に小さく切り込みを入れることから始まります。

その後芯とほぼ同じ色の紙で人型や景色を切り絵で作り、ピンセットを使って芯に差し込んでいくのです。

実に根気のいる作業のように思えますが、「芯の中」という小さなスペースで行うアートなので

完成までさほど時間はかからない、と彼女は言います。

「なぜトイレットペーパーの芯と同じ色の紙を使うかって? 

だってそのほうが、芯の中の人物たちがまるでトイレットペーパーから生まれたかのようにみえるでしょう。

私は芯の中の世界を魔法のように感じて欲しいのよ」

Eliasさんが作り出す「芯の中の世界」は、彼女の言うとおり、実にメルヘンチック。

さらに作品に柔らかな光を当てることで、その魅力は数倍にも膨らみます。


見れば心が温かくなる、繊細で魅惑的なトイぺアートの数々。

それではたっぷりとご堪能ください。























「おもてなしの心」

2012-02-21 23:28:54 | 日常
こんな記事を読んだので、シェアしますね 


「ホスピタリティ」?

あまり聞きなれない言葉ですが、特にサービス業でよく使われてるようです。

「思いやり」「心からのおもてなし」という意味で、経営方針にしている会社もあるようです。


「マナー」は相手に不快感を与えないための最低限のルールですが

そこに「心」が加わると、ホスピタリティになります。


自分が思っていた以上ことが、相手かえってくると幸せな気分になりますよね♪

ホスピタリティとは、つまり、おもてなしの精神のようですぅ・・・


たとえば、マクドナルドのスマイル0円はホスピタリティと呼べるのでしょうか?

いつも、コーヒーを頼むときにいつも砂糖を2本頼むおじさんがいました。

そのおじさんのことを覚えていて、次にコーヒーの注文があった時に

「砂糖2本ですね」と砂糖2本をおじさんに渡したところ、とても喜ばれたそうです。

つまり、これが“ホスピタリティ”です。

(接客マナー)+(おもてなしの心)=ホスピタリティです。

スマイル0円だけではホスピタリティとは呼べませんよね。


スター・バックスに接客マニュアルがないことは有名な事実です。

その理由は、スターバックスならではのホスピタリティを実現するためには、

マニュアルで細かく縛るよりも従業員に権限を委譲して、パートナー個々の自主性や創意工夫を

どんどん引き出したほうがいいと経営者側が考えているからです。。。


サービス業を問わず、ホスピタリティの意味を意識すると新たな世界が見えてくるかもしれませんね

今話題の「ウイルスブロッカー」

2012-02-20 23:51:20 | 日常
今月に入り、社内でもインフルエンザの報告が続出・・・

そんな中、こんな商品が話題になっていますね。

その名前は「ウイルスブロッカー」

http://touhoku.in/vb/?aid=41&za=4326&zs=62

何でも、身に着けたり首からストラップで下げているだけで

周囲1mの,空気中に漂っている様々なウィルスを、1カ月間も排除し

インフルエンザ予防や、花粉症に効果がある画期的な物らしい?



二酸化塩素剤が入っているそうです。二酸化塩素は除菌だけでなく、消臭にも効くと。


自分は使ってないので、効果は不明ですが、もし本当に予防効果があるのだとしたら、

ワクチンを開発する製薬会社が、医薬品とし商品化している気もしますぅ・・・


値段も手ごろなのでお守りとして持っているのは、ありかもしれませんね(^o^)/




親睦会

2012-02-19 19:34:18 | メンバー募集
今日は、今村組系の関東チームの方々と、品川のそばの青物横丁で親睦会でした。

茨城から「中村組」千葉から「輝翔連」群馬から「襲雷舞踊団」埼玉から「朝霞襲雷華撃団」

襲雷舞踊団は別として、中村組、輝翔連のメンバーと会うのは久しぶり。。。

いろんな話も出来たし、食べて・呑んで、めっちゃ楽しい時間を過ごせました。

話は盛り上がり、連合チームで練習をして、どこかのお祭りと参加することに♪

関東の今村組系のチーム きっと凄いことになりそうです!

とりあえず、埼玉で合同練習をする事となりました~。

今からホント楽しみです



素敵な贈り物

2012-02-18 00:53:10 | 日常
ちょっと素敵な話を見つけたので、シェアしますね


昨年のクリスマスプレゼント・・・・それは素敵な贈り物でした。

昨年のクリスマス間近の時、ある会社の「児童施設の子供たちとディズニーランドで一緒に遊ぶ」というイベントに参加しました。

中学生の三人の女の子たちとチームになり、いろいろな遊びをし、とても楽しいひとときを過ごしていました。


夕方になり、別れの時間が近づいてきました。

私も子供たちもみんな無口になりはじめ、別れたくない思いがあふれ出てきました。

みんなの心が通っていることがわかり、うれしさと共に別れの悲しさも膨らんでいきました。

いよいよ別れの時がきて、女の子たちが言いました。

「私たちはいったんここで別れるけど、私たちのことはずっと覚えていてね」

「当たり前だよ。 絶対忘れない。 約束する。」


それからしばらく会話した後、女の子たちが半分泣きながら、かばんからなにかを取り出しました。

「私たちからの贈り物。これを見たら私たちを思い出してね」


それは、ミッキーマウスの携帯電話ストラップ。

お小遣いはほとんどないはずなのに・・・・。

子供たちが小遣いを全部足して買ってくれた贈り物を見て、大泣きしてしまいました。


「本当にありがとう。」

「ううん、いいの。 私たちはいままで親にも捨てられて大人からも認められず生きてきたけど、認めて遊んでくれてうれしかったの」

「・・・・・認められたうれしさは俺も同じだよ。友達って認めてくれたんだね。 ありがとう。。。」


携帯電話を使う時、思い出すのは、3人の笑顔。

人を認める大切さ・人と関わることの大切さ・・・・あらためて教えてくれたのは、3人の天使たち。

子供たちは、いつも多くのことを教えてくれます。

いままでも、そしてこれからも。


あなたにとって「一緒に仕事がしにくい同僚」とは?

2012-02-16 21:53:16 | 日常
会社というのは毎日多くの時間を過ごす場所。

職場環境に加え人間関係も生活の質に大きく影響を及ぼします。

すべての同僚とうまく付きあえることが理想ですが、現実はなかなかそうもいきませんよね。

メンタルヘルスの面でも、一番の悩みは人間関係の悩みが一番多いようです・・・

「一緒に仕事がしにくい同僚の特徴」について、こんな記事が載ってありました。


1位になったのは [感情の起伏が激しい人]

ついさっきまでニコニコしていたはずなのに、理由も見当たらないのにムッツリ・イライラ…。そういう人っていますよね。

相手の話をひたすら聞いてあげて、感情や態度が沈静化するのを待つというのもひとつの対処法ですが、

毎日続くとこちらが参ってしまいそうです。

《感情の起伏が激しい》原因としては、「睡眠不足」や「栄養不足」が関わっている場合も多く、

特に「睡眠不足」の場合は、ネガティブな感情をうまく扱えなくなる傾向がみられるそうです。

これらが原因となっている場合には、相手に生活習慣を見直してもらう必要がありそうですね。


2位にランク・インしたのは [自分の失敗を認めない人]

何かと理由をつけて自分の正当性を主張したり責任転嫁したりするというのは、

自分の心を守るための「防衛機能」なのだそうですが、たまったものではありません。

そんな《自分の失敗を認めない》同僚には「自分が犯した誤りを認める勇気には、ある種の満足感がともなう。

罪悪感や自己防衛の緊張がほぐれるだけでなく、その誤りから生じた問題の解決にも役立つ」という

D・カーネギーの名言を噛み締めてもらいたいものです。


3位は [批判ばかりする人]

「批判されたくないから、批判する」というケースも多く見られるようです。

他人を批判してばかりいる人というのは、実は自分に強いコンプレックスを抱えているのかもしれませんね。


ちなみに3位以下は・・・

4位 発言がころころ変わる人

5位 都合が悪いことは報告しない人

6位 時間にルーズな人

7位 遅刻が多い人

8位 締切が守れない人

9位 ネガティブ思考な人

10位 理想論ばかり語る人

こんな、ランキング結果になっていました。


相手にとって、自分も良き仕事のパートナーでありたいものです。

今回のランキングを参考に、自分の普段の行動についても振り返ってみてはいかがでしょうか? (汗)

「健康第一」

2012-02-15 23:13:38 | 日常
先月に、受けた「人間ドック」の結果が、郵送で送られてきました。

日頃の行いが悪いのが予約を入れた前日に、熱が38℃

それでも当日は熱が下がったで、ふらふらしながら行ってきました (笑)



届いた検査結果を、恐る恐る見てみると・・・



あらら 散々たる結果

体調が悪いなかでの検査だったとはいえ

前回よりもかなり悪いこと・・・

普段の暴飲・暴食が、如実に数値に現れていました。

会社に提出するのが怖いです



まずは、体重を落さないとヤバイですね。

大好きな、お酒とラーメンを本気で控えないと (汗)


とりあえずの目標は

「週に2日の休肝日!」と「ラーメンは週に1回!」に挑戦しますぅ




駄菓子屋のおばちゃん

2012-02-14 22:58:15 | 日常
ちょっと素敵な、短編小説を見つけたのでシェアしますね


武史は、久しぶりに故郷の町を訪れた。

中学時代の友達が結婚したのだ。 あいにく、海外に赴任していたので結婚式には出られなかった。

その代わり、打ち合わせで日本の本社へ戻ってきたのを利用して、 新婚家庭を冷やかしに行くことにしたのだ。

駅を降りる。マサシの家までブラブラ歩く。 20年ぶりに見る駅前商店街は、すっかりさびれていた。

懐かしい、というよりも、悲しさがこみ上げてくる。

途中の角を曲がり、建具屋を継いでいるマサシの家の方へと足を向けた。



「あっ」

武史は思わず声を漏らした。それは、小さな店の前だった。

木枠にはめられたガラス戸に、稚拙ではあるが、大胆に大きな文字で書かれていた。

「長い間、ありがとうございました。  三月末日で閉店させていただきます」

武史は思った。


(まだ、やってたんだ)

もうすぐ閉店するということよりも、「まだ続いていた」ことに驚いた。

それは、武史が幼い頃に、毎日のように通った駄菓子屋だった。

見上げると、二階の軒先に、「田中パン」とペンキで書かれた看板が掛かっていた。

武史には、ほろ苦い・・・いや、辛い思い出のある店だった。 「あの日」があったから、「今」がある。

忘れていたわけではないが、思い出すと胸が苦しくなった。



小学5年生のときのことだ。 いつものように、学校から帰ると「田中パン」に出掛けた。

店内には、近所に住む6年生二人の男の子がテレビアニメのカードを選んでいた。

彼らは、近所でも有名な悪ガキだった。

(今日は何にしようかな)

と店内をぐるぐると見回していたときのことだった。 その6年生二人が、オバチャンの目を盗んで、

シガレットチョコをポケットに入れるのを見てしまった。

オバチャンはテレビの水戸黄門の再放送を見ていて、 まったく気づいていない様子だった。

武史は思わず、「あっ」と口にした。それがいけなかった。6年生二人がこちらを見て睨んだ。

そのうちの一人、たしかケンと呼ばれている方が、並んでいるシガレットチョコをグッと、

わしづかみにして武史の方へとやってきた。 そして、有無を言わせず、武史のジャンパーのポケットの中へねじ込んだ。

「やめて・・・」と言うと、

「これで共犯だからな」と言い、腕を無理やり引っ張って、外へ連れ出した。

そのまま公園まで連れて行かれ、「一緒に食べようぜ」と言われた。

抵抗したが、包みを剥いたシガレットチョコを またまた無理やり口の中へねじ込まれた。

大好きで、いつも食べているチョコなのに、ちっとも美味しくなかった。

その後・・・。一人になって、何度も「田中パン」の前を行ったり来たりした。

オバチャンに謝って返そうと思った。 しかし、6年生のケンの言葉が頭の中でグルグルと回っていた。

「共犯だからな」公園で、ひと箱食べてしまっていた。それが罪の意識を高めた。

とうとう、店に入ることができずに、家に帰った。

それ以来、「田中パン」へは一度も行っていない。 何度も友達に誘われたが、適当にごまかして行かなかった。

怖くて行けなかったのだ。話はそれで終わらなかった。そのことがきっかけで、6年生二人に、何度もからまれた。

中学に入ってからは、彼らの子分みたいになり、 いわゆる「不良」と呼ばれるようになってしまった。

それもこれも、「あの日」が始まりだった。



「留守にしててごめんなさいよ」 「え?」

武史は後ろから声をかけられてビクッと身体を強張らせた。

振り向くと、小柄なお婆ちゃんがいた。すぐにわかった。 「田中パン」のオバチャンだった。

20年の歳月は、オバチャンの頬にシワを刻んでいた。

「今、開けますからね」 「い、いや・・・ありがとう」 「はい、入ってね」 「お邪魔します」

武史は、まるで会社で営業先を訪ねるときのように答えた。

「まあまあ、ずいぶん丁寧なこと」

オバチャンは、ヨイショと声を出して、カマチを上がってこちらを向いて座椅子に座った。

「あのね、毎日のようにね、あなたのような立派な大人の人が店に来るんですよ」 「は、はあ」

武史は、オバチャンが何を言わんとしているのかわからなかった。

「あの貼り紙をしてからね、ウワサが町に広がっているらしくてね、昔からの常連さんがやってくるのよ。オバチャ~ン、辞めるんだって~」

武史はようやく理解できた。昔・・・武史と同じように、 この店に通っていた子供が、

「店じまい」と聞きつけて、懐かしくなって訪ねてくるのだ。



「昨日もね、タカシ君とターちゃんが来てくれたのよ。あなた知ってる?」

「い、いえ・・・」 「そうよね・・・学年が違うとわからないものね」 「は、はい」

「そうそう、先週はね、ミヨちゃんも来てくれたの。知ってるでしょ。 本町の高岡医院の・・・。

お父さんの後を継いで、女医さんになったのよ」 「ああ、高岡医院なら知ってます」

あの頃、子供たちがお互いに呼び合っている「ターちゃん」とか 「ミヨちゃん」という名前だけがインプットされているのだ。


「そうそう、びっくりしちゃった。この前なんかね、  いきなり家の前に外国の大きな車・・・

ベンツとかいう・・・それが停まってね」 「へえ、ベンツ!」 「そうなのよ!」

オバチャンは夢中で話をする。


「中から出てきたのが、ケンちゃんなの」 「・・・」 「知ってるでしょ、ケンちゃん。ほら、

お父さんが土建屋さんで、不良で有名だったじゃない。何度も警察沙汰を起こしてさ」


武史は青ざめた。そして、胸の鼓動を押さえることができなかった。 (それって、あの「ケン」に違いない。オレを共犯にした)

「それがさ、困っちゃうのよね」

武史は、心の中を悟られないようにして訊いた。

「何がですか?」 「ちょっとシャレた上着からね、財布を取り出したらね、  

パッとお札を取り出して差し出すのよ」 「・・・」 「それがね、一万円札なのよ、ピンピンの」 「ほう」

「それでね、これで買えるだけ袋に入れてくれって」 「それはスゴイなぁ」

「そうでしょ。でもね断ったの。だって一万円も買われたらね、  お店の商品の大半が無くなってしまうじゃないの。  

だってうちは、1個10円とか30円とか。  一番高いサインペンセットだって、500円だもの」 「そうですよね」

武史は、あまりにも欲のないオバチャンに驚いた。


「だってね、このところ毎日のように、昔のチビッコたちが来てくれるでしょ。  

もう新しく仕入はするつもりはないから、商品が無くなったら困るのよね」

武史は、迷っていた。今ならまだ白状できると。 いや、ひょっとすると、

これは神様が自分に与えてくれた懺悔のチャンスなのかもしれない。 そう思っているところへ、オバチャンが訊いてきた。

「あなた、なんていう名前だったかしらね。最近、物忘れが激しくて・・・」

武史は、とっさに答えた。

「内藤です」 「内藤・・・なんていうの」 「内藤武史」 「あ、ああ」

武史は視線をそらした。ひょっとして、オバチャンは、「あの日」のことを思い出したのではないか。

さっきはケンの話をした。それは偶然ではなく、自分の顔を覚えていたからではないか。

その確認のために、あえて名前を訊ねたのではないか。手のひらに汗が滲んだ。


「タケシ君?・・・ごめんなさいね。覚えがないの」 「いいですよ。覚えてくれていなくても」

「ごめんなさいね」 「あの~、千円分くらいなら売ってもらえますか?」 「いいのよ、無理しなくても」

「大丈夫ですよ、私もちゃんとした大人なんだから」 「ああ、そう。じゃあ好きなの選んでね」

「今から、昔の友達の家に行くんです。いいお土産になるから」 「じゃあ、デパートの紙袋をあげるわ・・・コレに入れなさい」

オバチャンはそう言って、棚の上から背伸びをして紙袋を取り出した。

「あの~」 「はい、何?」

武史は意を決し、姿勢を正して言った。



「謝らなきゃいけないことがあるんです」 「どうしたの急に」

その様子にオバチャンはキョトンとしている。 その先は、スラスラと口にすることができた。

「私、この店で万引きしたことがあるんです。ごめんなさい。  25年くらい前・・・

小学5年の時でした。上級生に脅されて。  でも、万引きしたことには違いないんです。  

それ以来、一度もここへ来れませんでした。本当にごめんなさい」

「いいのよ、そんなこと」 「そんなことって・・・」

オバチャンは微笑みながら答えた。


「あのね、昔からね、駄菓子屋なんて万引きは当たり前なのよ。  なにしろ子供相手だからね。

いちいち怒っていたら始まらないの」「そりゃ、一つ10円とかのものを売っているんだから、万引きされたら辛いわよ。  

でも、心配なのは、その子の将来なのよ。嘘つきは泥棒の始まり。万引きは泥棒の始まり。

そうそう、さっき話したケンちゃん、立派な社長さんになってたのよ。  

あの子も、しょっちゅう万引きしてたのにね」 「え!知ってたんですか」

「もちろんよ、だって1回や2回じゃないもの」 「ええ?!」 「この前、頭かいて、ケンちゃんも謝ってたわ・・・

ところであなたは、今、何をしているの?」 「あ、はい。IT・・・

いや、通信会社に勤めていて、今はイギリスで働いています」 「ええ~イギリス?」 「ええ」

「じゃあ、英語もペラペラなの?」 「ペラペラっていうか、仕事ができる程度に」

「まあ、出世したのね、よかった。ちゃんとした大人になって」 「はい、おかげさまで」

何とも救われた気分だった。 ずっと背中に負っていた荷物を下ろしたような。

武史が、デパートの紙袋いっぱいの駄菓子を手にして、店を出ようとすると、

「ちょっと待って」

とオバチャンは、健康サンダルをつっかけて追いかけてきた。



「チョコ持ってって」 「え!」 「だって、今日はバレンタイン・デーでしょ」

そう言うと、無理やり武史の手に握らせた。

「私みたいなお婆ちゃんからチョコをもらうのは嫌?」 「ううん、とんでもない、ありがとう」

手のひらを開き、目をやって血の気が引いた。 武史は見下ろすようにして、オバチャンの瞳を見つめた。


「たしか、タケシ君は、シガレットチョコが好きだったでしょ。今、思い出したの」

言葉を失った武史は、目頭に熱いものがあふれてくるのを感じた。

そして・・・心に決めた。

なんとしてでも休暇を取って、もう一度、 ホワイト・デーにオバチャンに会いに来ようと。


アルバイトで学んだこと

2012-02-12 22:57:43 | 日常
ちょっと、いい話を見つけたのでシェアしますね


それは10数年前のこと。。。。

私は、あるカレー屋さんでアルバイトをしていました。

そこは、日本におけるカレー文化の発祥地のひとつということもあり、

連日多くのお客様がお見えになっていました。


そこで教わった事は、自分自身を振り返る上でとても大切な事でした。。。。



アルバイトの面接を受けたときに、客室担当チーフの方がおっしゃいました。


私たちはカレーだけを運んでいるのではありません。喜びを運んでいます。


食事を渡すときに相手の方への感謝の思いを込めると、

お客様は料理の味と共に喜びも味わってくださる事になります。


あなたは、お客様に料理と共に喜びも運べるのです。


私たちがお客様と喜びを共有できたときに、この場所は本当のレストランとなるのでしょうね。。。。


それがあなたの人生にとって、なにかの糧になるかもしれないから。。。。


チーフの方の言葉は、深く深くしみいりました。



それから半年間、その方にビシビシしごかれました。

しかし、毎日気づきがあったので、とても楽しいひと時でした。

その方との会話やお客様との交流の中で、人に喜んでもらえる事の素晴らしさを実感しました。


そのチーフの方には、全国にファンがいて、その方とお話するために北海道や沖縄からきている方もいました。


徹底した実践者でした・・・ 実践することで得られるものを目の当たりにしてときでもありました。



アルバイトの期間が終わり、チーフに御礼を言いに控え室にいきました。

するとチーフからたずねられました。


「私の思いを汲んでくれてありがとう。おかげでとてもいいレストランになったよ。

お金以上のもの、手に入ったかい?」



テレながら私は言いました。

「はい。 お客様に出逢えたこと、そしてあなたと出逢えたこと・・・・この思いは私の宝物にします」



尊敬できる人、そして大好きな人に誉めてもらえて、本当に嬉しかったです。。。。。。

そして、お金以上に大切なものを味わえたとも思いました。。。。


それから10数年、その方とは連絡が途絶えてしまいましたが、その方から教わった事は、いまも私に生き続けています。



笑顔と暖かさがあれば、喜びを共有できること・・・

人生は共に喜べる素晴らしいものと改めて気づかせてくださった恩人でした。