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BIGBANG、YG関連のメモ用ブログ(たまに洋楽&邦楽)
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BIGBANGについて

2012-06-20 11:09:18 | BIGBANG

今井了介氏のブログ→ 「BIGBANGライブに行って来た」

これを読んでいろいろ考えてしまいました。
冒頭だけ引用しますが、

「ネタバレになってはいけませんので、コンサートの内容には触れませんが、
いやはやどうしてこういった実力あるアーティストが日本から生み出せなかったのかを再度検証する必要があるなぁと痛感しました。


音楽の専門家でもそう思うんですから、一般ピープルの自分がそう思うのも無理ない。


K-POP好きの友人との話題のあるあるだと思うけど
J-POPと比較し、その違い(実力とか、練習量とかの差)をあげて、日本のアイドル育成の安易さを指摘し(よく知らないのに)
だから、自分はK-POPに惹かれたのだというパターン。
自己満のための、自分を納得させる手続きみたいなもの。
主に「韓ドラ好き」から流れたK-POPのファンは、このパターンかなと思う。

あちこちのK-POPのコンサートに行くし、固定ファンはなく、好きなアイドルは数か月ごとにコロコロ変わったりする。

AERA(No.27)の記事で
「身長180cm超えの王子様ルックスに、メンバー全員がピタリとシンクロするダンス。
 これをK-POPの王道とするなら、BIGBANGはその方程式にはあてはまらない。」
と書かれていたが、そのとおりで、BIGBANGはそのK-POPの枠外にいる。

じゃあ、BIGBANGの魅力は何で、なぜ惹かれたのかと問われたら、
とてもシンプルの話で、”音がかっこいいから”これに尽きると思う。
音楽分野のアーティストなんだから、あたりまえ。

BIGBANGはようするに音がかっこいいのだ。
ほとんどが、セルフプロデュースでもあるが、BIGBANGに提供される楽曲の選曲も秀逸。
インストルメントで聞いても、アカペラで聞いても、両方素晴らしい楽曲ばかり。奇跡。

セルフプロデュースをするビッグなアーティストは日本にもたくさんいるけど。
なんか、違う。アカペラで聞くに堪えるか? 音がクールか? そこらへん。

たぶん、本質的な問題は、アーティスト側にとって日本のマーケット市場のゆるさから来ていると思う。
レコード会社にとって、世界の中では日本の市場はアメリカの次に大きいらしい。
だから、海外アーティストは遠いアジアの極東の日本まではるばるやってきてプロモーションを
してくれるんだと思う。
そんな日本にいるそこそこ売れているアーティストは、わざわざ海外まで出向かなくても
それなりの巨大マネーを手に入れることができる。(今井さんのいうガラパゴス化はこれが原因だと思う。)
しかも、日本のファンって義理堅く、長くファンで居続ける傾向がある。
もう、出せば売れるってパターンで数年に1回アルバムだしてツアー開催、そういうサイクルに落ち着く。
そういうアーティストにとっての「壁」とは、巨大なマンネリズムだけなのかもしれないなとシニカルにみてしまう。贅沢な話。

韓国で生まれたBIGBANGは国内市場だけがターゲットとならず、
最初からグローバルな音楽世界を視野にいれて活動しているから、自ずと違ってくるのは当たり前。

BIGBANGが、J-POP、K-POPひっくるめて他と大きく違うのは5人それぞれの人間性によるものも大きい。
音楽、ダンスに対する意識の高さ、これがずば抜けて高い。人生そのものに対する意識も。
グループのうち、1人だけとかならよくある話だけど、BIGBANGは5人それぞれが違うベクトルを持ちながら高い意識を持っている。
これが一番大きい。
リーダーのG-DRAGONの評価が高いのはわかるけど、他の4人のメンバーもG-DRAGONと同レベルにあると思う。

さいたまスーパーアリーナ(6/16)のライブに参加して、ステージの5人をみながら
音楽に対する切実な思いを抱え、ぎりぎりの立ち位置に身をおきながら
孤独な内面の戦いを続けてきたひとりひとりという気がしてならなかった。

常に、一から自分たちで作り上げていかなければならない、そういう作業をしているし、
変化を見せながら、新しい音楽に挑戦しつつ、新たなファンを魅了していく、
それを5人それぞれが主体的におこなっているグループなので。

今井さんが指摘している諸々もあるだろうけど、主体となるアーティストの意識が一番重要だと思う。





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