日々の生活 ~甲斐綾桜荘&甲斐悠美荘~ 

☆甲斐綾桜荘&甲斐悠美荘は甲斐犬愛護会所属犬舎です。犬との生活や狩猟日記など。

アッコ、歳とった

2019-11-17 23:49:55 | 猟&射撃
只今多忙期のため、犬の散歩を兼ねて犬の猟場慣らしをして3日・・。

アッコ、12歳となり猟犬としての働きぶりに陰りが見え始めました。

反応が高齢の犬独特の鈍さを見せ始め、自身はやる気があって喜んで猟場に行くのですが、反応が年寄りになってきました。

老化で耳もちょっと遠くなったようで、着弾の音の聞き分けも猟をしないフツーの犬並みになっていて、、指示して探しに行きますが
その動きもキレがありません。

反対にトラミはというと、絶好調のキレにて、反応の良さと仕事の速さ、確実な捜索力があり、こちらは若さを感じます。

世代交代、新しい世代の活躍は頼もしく躍動する思いがありますが、反面、活躍した世代が衰えていく寂しさを同時に感じます。

アッコは生後2か月から一緒に猟場を歩いてきた相棒、私に空気銃猟の楽しさを教えてくれた素晴らしい犬です。

小さな子犬のアッコちゃんが、撃ち落とした鳥を一生懸命探して運んでくる姿はその都度感動を覚えました。

どれくらいアッコと獲ったかな・・、2000羽近くは獲ったんじゃないかな。

「うちの系統はな、鳥はそれこそ剥製にできるくらい傷つけず綺麗に運搬してくるんだ」という話を、初めて甲斐武蔵野荘のKさんに聞いたときは、イマイチ現実味がなくてよくわからなかったけど、実際にそういう犬を飼うことになってはじめて血統の凄さ、大切さがよくわかりました。

アッコと淳の後継犬としてトラミが誕生するまで、それこそ7年という歳月を費やしました。

もうアッコと淳で終わりかと思いました。違う血が入るとまったくもってやらなくなる、、、運搬ができない、鳥を咥えない、咥えてもボロボロにする、ボールは持ってきても鳥は持ってこない、捜索が悪い、、、実猟のお供として働けない犬ばかりでした。

鳥を追いかけるから猟犬、ではないんです。鳥を追いかけるだけでは、ヒヨドリ猟にだって使えません。追いかけるだけなら、うちの猟犬じゃない連中だってできます。

それだけでは実猟で使えないんです。それが実際の猟の現場の難しさだと思います。

それがこの10年でよくわかりました。猟をやる以前は、鳥を追いかけるところを見て、甲斐犬は猟犬だ~なんて喜んでいましたが今思うととんでなく恥ずかしいです。

アッコ、、今期で引退かな・・。一つの時代が終わるって感じで、なんだか寂しいですね。

今期はアッコはのんびり散歩しながら、一つ二つをぼちぼち獲るような猟期になりそうです。

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