翁の徒然なる日々

日々思ったことを勝手気ままに書いています?!

敗軍の将、兵を語る・・・

2023-04-26 11:30:00 | 四方山話
 今日は生憎の雨、肌寒い朝。今回の春の選挙はいろいろなことがあって本当に面白かった。岡目八目、外野からの選挙の感想、総括を備忘録として。




 俗に「敗軍の将は兵を語らず」というが今回の補選の敗軍の将•立憲民主党の岡田克也幹事長は、兵を語っていた。

 衆参5つの補選の、3選挙区に候補者を擁立したものの、全て破れた立憲民主党、終わってからアレコレ弁解するのはちょっと? 選挙という勝負に負けたのであれば、潔く負けを認めて、兵を語ることはしないほうが良い。

 例えば、衆議院千葉5区、自民党の薗浦健太郎衆議院議員が政治資金収支報告書の虚偽記載の責任をとって辞任し、今回の補欠選挙になった。

 本来なら自民党は、候補者擁立も疑問視されるところだが、一般公募で地元に縁もゆかりも無い新人の英利アルフィヤ氏を擁立した。

 俗に、選挙には、地盤(組織)、看板(知名度•肩書)、鞄(資金力)が必要だと言われる。当選した英利氏は知名度も無いし、政治経験も無い、あるのは、自民党公認という(地盤)のみ、一方、野党第一党の立憲民主党は、千葉県県議の矢崎堅太郎氏、その他の野党候補者は政女の候補者以外は市議、県議、国会議員の経験者ばかり。

 普通に考えれば落下傘のずぶの素人に勝ち目は無い。

 と立憲民主党本部は考えて、野党が一本化しなくても勝てると踏んだと思う。

 もっとも、彼ら立憲民主党の言う候補者一本化とは、立民の候補者に一本化しろということなので、反発する維新や国民は話に乗らない、乗るのはいつもの仲間の共産党のみ。

 結果は、不利と見られた自民党の英利アルフィヤ候補が5千票の差で逃げ切った。

 岡田克也幹事長は、「候補者調整が出来ていれば」と語っていたが、自民党の新人候補を甘く見て、はなから調整する気は無かったと思う。タラタバの話は見苦しい。

 NHK首都圏ニュースなどで選挙区の応援演説風景などが流れたが、イズミーこと泉代表の応援演説はいつもの如く具体的な政策が無かった。あれでは票を入れようとは思わない。

 この選挙区の争点の一つは「政治とカネ」だったが、翁は寧ろ「政治のカネ」だと思う。政治と別にカネの問題があるわけではなく、ズバリ政治におけるカネの問題だと思う。

 そして、参議院大分選挙区補欠選挙、元々レフトサイドの強い県なので、ここだけは立民の吉田忠智氏が当選すると思っていたら、自民党の公募候補、新人の白坂亜紀氏が、341票の僅差で初当選、少し驚いた。

 ここも政治経験の全く無い新人候補に負けたわけである。吉田氏は元社民党の党首、知名度(看板)もあり、労働組合の支援という(地盤)もあるので、勝てると踏んだか、どっこいそうはいかなかった。

 前にも書いたが、銀座のママさんを馬鹿にしてはいけない、学歴も有名私大を出て、お店も数件持っているという立派な経営者である。

 一方、吉田氏は、長年労働組合の支援を受けてきた、いわば労働貴族の政治屋、コロナ禍で観光業や飲食店がどんなに苦しもうと関係ない人。

 この補選に、あの蓮舫議員が応援に入ったというニュースを視たが、相変わらず早口でまくし立てる姿、これで大分の有権者に通じるのかな、と素朴な疑問も。

 一連の補選の結果を見て、早速、オールドマス・メディアや一部の野党界隈では、解散などと何かと喧しいが、広島サミットを控えているので、少し落ち着いて貰いたい、何時もいつも選挙、選挙でもあるまい。

 相変わらず長文となったが、最後にびっくりしたことを一つ、あのスーパークレイジー君(本名:西本誠)という若者が故郷宮崎市の市議選で初当選したこと、彼は埼玉県戸田市の市議選に一度当選したが居住実態の問題で当選無効となった。

 その後、昨年の宮崎県知事選に出馬、落選、今回の宮崎市議選でついに当選。別に彼の政治信条などを支持しているわけではないが、若い人が政治に興味を持ち政治家を志すのは決して悪いことではない。真面目に故郷で地元のために尽くすのも良いのではなかろうか。
 
 いつもの戯言とご放念願いたい。

 Have a good day !!