毎日毎日蒸し蒸しジメジメで何となく体力が削がれていくようで、不快指数もMAXに近づいてきた。
さて、日曜日の午後BSフジで放送されたザ・ノンフィクション特別編『たどりついた家族〜海の向こう戦火と涙〜』をビデオに撮って視聴した。
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障害のある兄をウクライナに残し、幼い姉弟を連れて日本人と結婚した娘夫婦(長女22歳)を頼って日本へ避難してきた家族の物語。
ロシア軍の侵略が始まった直後、母と幼子2人は日本人と結婚し、日本で暮らす長女を頼って異国の地へ避難してきた。
幸い公営住宅に居を構えたものの言葉の壁もあり、なかなか周囲に馴染めない家族、次女(6才)は小学校の1年生、長男(4才)は幼稚園児それぞれ日本に馴染めず苦労している。特に長男は幼稚園での生活にに馴染めず、登園を嫌がる始末。
落ち着くまもなくウクライナに残してきた障害のある兄を心配し、一度帰国したいと言い出す母、娘夫婦は危険だと反対するが、母の思い通りに帰国を許す。
姉夫婦の元から学校、幼稚園に通う幼い姉弟。母が不在でかえって自立心が芽生えたのか、徐々に日本語を覚え友達も出来てきた。そうなると子どもは早い。
母は60時間もの長旅を経て故郷へ。兄を義母に託し、再び日本へ。その間、体調を崩し入院したが何とか成田に到着。
母は意を決して日本語を学びに行くが、気のあった友達もいない日本で孤独感を募らせる。
また、幼い子どもたちは異国での生活に馴染んでいるが、逆にウクライナ語の読み書きが出来ないと案ずる母、すぐには帰国できないので、子どもたちに自ら教え始める。
ラストはG7広島サミットで来日した母国のゼレンスキー大統領の姿を見て涙ぐむ母。
何故、普通の市民が母国を逃れ遠い東洋の国で暮らさなくてはいけないのか、母国に帰れる日を一日千秋の思いで待っている人々はいつになったら母国に帰ることが出来るのか。
「プリゴジンの乱」と騒いでいる今もこのような家族が世界中にいることを忘れてはいけない。一日も早く昔の平穏な生活に戻れることを願っている。
今日も良い一日を・・・