長野市は、子どもの声がうるさいと一世帯の住民からクレームがきて公園を閉鎖することにしたとのニュースが、一昨日、NHKのニュースで流れました。
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記事によると、近くに児童センターや学校がある住宅地の公園の近くの一世帯の住民から、騒音がうるさいとクレームがあり、対応に苦慮した市側が公園を閉鎖することにしたとのことです。
クレームを入れた住民は、再三にわたり、静かに遊ばせろと申し入れを行ったのにもかかわらず、18年間も騒音に苦しみ、悩まされてきた、こちらの身にもなって、と言っているそうです。
確かに子どもさんの甲高い声はうるさいですよね。何かに集中している時や、具合が悪くて伏せっている時など、本当にイライラします。それはわかります。
我が家の少し離れたところにも児童センターと保育施設、中学校があり、コロナ禍の前は、運動会などで大きな声や音楽が流れていました。だからと言ってうるさいと思ったことはありません。
また、中学校からは、やはり体育祭の前には、どんどんと太鼓の音が、少し離れていても響きました。マーチングバンドで毎年優秀な成績をおさめる学校なので、仕方がないなぁ、と思っている間に、あまりのリズムの良さで思わず寝てしまったことがありました(笑)。
だからと言ってクレームを入れようなどと思ったことは一度もありません。その音もコロナ禍で聞こえなくなったので、むしろ寂しく感じています。
今回の件、クレームを入れた住民の方は、国立大学の元教授で現在は名誉教授だそうです。
長野市側の対応も良くなかったのでしょうが、もしかしたら、そんな肩書きの影響もあったかもしれませんね。あくまでも想像ですが。
「この俺がうるさいと言っているのだからなんとかしろ」とか。
18年間も子どもの声に悩まされたことには同情しますが、何も公園を閉鎖するまでのことは、なかったのではと思います。子どもの声がしない街は、活気の失われた寂しい街のような気がします。
もしかしたら、閉鎖の理由は他にもあるのかもしれません、財政面とか、コロナ禍で施設利用者は減り、公園で遊ぶ子どもも減ったとか。その方が丸く収まったかもしれません。
小学生の頃、原っぱでよく野球をして遊んでいました。ある日、上級生のお兄さんが打った打球が他所のお宅の庭に飛び込み、ガシャと音が、塀の隙間から恐る恐る覗いてみると、植木鉢が落ちて割れていました。
このまま知らんぷりして逃げようか、と思いましたが、上級生のお兄さんが、みんなで謝りに行こうと言って、すみません〜と門を開けて、そのお宅にいきました。
すると、おじさんが出てきて、またお前たちかぁ、と言って笑っていました。「野球をするのは良いけれど、他人の迷惑にならないように気をつけなさい」とボールを返してくれました。
さらに、逃げずに良くきた、とおばさんに言って冷たい飲み物(多分麦茶だった?)を皆に飲ませてくれました。
うっすらとしか覚えていませんが、昭和20年代の良き思い出です。その時代、貧しい時代でしたが、心に余裕がありました。
翻って、今回の件、皆さんもう少し心に余裕があってもよかったのでは、と第三者ながら思います。
やはり昭和生まれの元大学教授のこのご老人は、お勉強ばかりしていて、原っぱで野球なんかしたことないのでしょうね。きっと。
また、施設や市に文句を言うのも結構ですが、お子さんたちに教育者として教育的立場から諭すことがあってもよかったかも、と思います。今更かもしれませんが。
なお、今回の件で、長野市の市長があの金メダルリスト荻原健司氏であることがわかりました。今回の件、どう対応するのでしょうか?
萩原市長も、苦情を言った住民にSNSなどで誹謗中傷するのはやめてほしいと言っていましたが、時既に遅し、NHKニュースでも報じられましたし、新聞にも記事が載っていますので、今度はそちら騒音に悩ませられる、本当に嫌な世の中です。
誰かを叩いても何の解決にもなりません。このまま、静かに放っておいたほうがいいのじゃないかと思います。と言ってブログネタにしています。すみません。
そもそもこのニュース、誰が最初に記事にしたのでしょうか? ひょっとして、市側がリークしたりして、さすがにそれはないかな。
いつもの戯言です。ご放念ください。
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終わり
備考:カバー画像は「©︎いらすとや」さんのイラストを使わせていただきました。感謝!