豊和銀行の独身寮関連工事を水増し発注したとして詐欺の疑いで逮捕された同行の元常務は、工事発注責任者の総務部長だった当時、複数の業者から見積書をとらずに懇意の業者と契約を続けていたという記事。発注の水増し額は2000数百万円。
「漆間容疑者は00年7月~03年6月に取締役総務部長を務め、工事発注をめぐって業者や契約内容を決める責任者だった。
同行がこの間の工事について調べたところ、支店改装や店舗建設など100万~1億円の発注が年間約20件あったが、複数業者から見積書を取ったことは一度もなかった。発注先の選定理由を示す資料もなく、漆間容疑者と懇意の業者への発注が続いていた。前任の総務部長は、重要案件では複数の見積書を取っていたという。」
発注業務に対する内部統制が不備であった事例といえそうです。
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