サイゼリヤが、デリバティブ取引で多額の損失が出たことについて、BNPパリバ証券などに損害賠償を求めていた訴訟の判決で、サイゼリア側の請求が棄却されたという記事。「(BNPパリバ側は)巨額な損失が生じるリスクを原告側に説明していた」と認定されたそうです。
「判決によると、サイゼリヤは、オーストラリアの子会社から食材を輸入する際に為替変動で損が出るのを防ぐため、2007年と08年、BNPパリバ側とデリバティブ取引の契約を結んだ。しかし、その後の金融危機で円高になり、多額の損失が発生し、契約を解約。解約金約153億円を支払った。」
契約の内容などについてはこちら。「為替相場が契約より円高豪ドル安に振れると、豪ドルの購入価格が加速度的に高くなっていく仕組みだった」そうです。
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通常の為替予約なら、あまり問題にはならなかったのでしょうが、有利なレートを得ようと、(証券会社の口車に乗せられて?)あぶない契約を結んでしまったのでしょう。
豪ドルの為替レートの推移は・・・
(楽天証券のサイトより)
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