「小僧寿し」の元社長が、強制執行妨害目的財産損壊等(財産の隠匿)の疑いで逮捕されたという記事。
「捜査2課によると、××容疑者は社長に就いていた昨年1~5月、住んでいたマンションの賃料や個人的な借金など計約9千万円の債務があるとして、東京地裁から差し押さえ命令を受けた。債権者に対しては「役員報酬はない」と説明していたが、5月中旬に役員報酬として4500万円を会社の経理担当者から自らの口座に振り込ませ、うち4400万円を引き出して差し押さえ対象の財産を隠した疑いがある。
小僧寿しによると、役員報酬の振り込みは、担当の総務人事部を通していなかったという。
××容疑者は2013年12月、小僧寿しの社長に就任した。しかし、同社は昨年6月、倍×容疑者が主導した不適切な支出が計692万円あるとして、取締役の辞任勧告をするべきだとの社内調査結果を公表。××容疑者は昨年8月に社長を辞任した。」
ガバナンスが機能し、辞任させることができたのは、会社にとってはよかったのでしょう(その後も大変な状況のようですが)。
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その2
逮捕の「小僧寿し」元社長 エリート街道外れた大借金王だった(夕刊フジ)
「海外展開の強化も期待され、小僧寿しの社長に抜擢されたのは、13年12月。だが、すでにこの頃には借金で首が回らない状態だった。
「社長就任時には、東京・元麻布の超高級物件など3件の不動産を持っていたが、金融機関や不動産会社、東京都など複数から差押登記がなされたり、競売を申し立てられていた。企業の経営経験がないばかりか、借金だらけの人物を社長に選んでしまった」(ジャーナリストの高橋篤史氏)」
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