「第一藍野学院」という学校法人が、資金不足のまま大学を開学させたことを隠すため、不正経理を繰り返していたという記事。
「大学関係者によると、学院は02年の開学認可の際、申請書類を文科省に提出。資金計画として開学後4年間の人件費6億5千万円を記載した。しかし、資金が集まらず、工面できなかったという。
学院側は事実を隠すため、03年度決算で大阪府内の建設業者から、足りなかった6億円を一時的に借り入れて補填(ほてん)した。業者に返済する際、支出先を正直に書くと、資金不足だったことが発覚するため、04年度決算以降も架空の支出を年間2億円程度計上するなどの会計処理を繰り返していたという。」
これだけでは不正の内容はわかりませんが、簿外の借入があった、そしてその返済を正当な経費のように仮装したということだと、悪質な粉飾決算でしょう。
金融庁や協会の処分事例を見ても、学校法人は一般企業以上に不正経理が起きやすく、監査のリスクも高いといえます。
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