バイオ関連企業の林原(非上場)とそのグループ企業2社が、会社更生法の適用を申請したという記事。負債総額は3社合計で約1500億円。
「林原が過去に架空の売掛金を計上するなど不正経理問題が表面化し、銀行など債権者の批判が強く、私的整理を断念した。」
非上場でも、これだけの規模の会社であれば、正しい決算をやってもらいたいものです。
甘味料「トレハロース」などで有名なバイオ企業
株式会社林原など3社
会社更生法の適用を申請
負債1500億円(帝国データバンク)
「運輸・倉庫業、ホテル経営、飲食業、印刷業など、事業の多角化を推進する一方で、美術館、自然科学博物館の運営、恐竜の発掘調査などのメセナ活動も展開」し、また、「年売上高を大きく上回る借入金が長年にわたり経営を圧迫」していたそうです。
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林原:会社更生法を申請 不正経理で私的整理断念(毎日)
「事実と異なる不適切な会計処理」を行ったことを前社長が認めています。「借り入れを経理操作で隠していた」そうです。
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仕事学のすすめ 2011年2・3月 世界に発信する独創力/超多忙流 創造術 (知楽遊学シリーズ) 林原 健 by G-Tools |
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業績のすべてが否定されたわけではないのですから、放送を中止する必要はないと思うのですが・・・。独創力があっても経営力があるとは限らないという実例にはなります。