国民生活金融公庫が2008年10月の政府系金融機関の統合にあわせ、政府からの借入金を出資金に転用する形で1000億円規模の債務超過を解消するという記事。
記事によれば、政府(主務大臣が財務大臣なので財務省と思われる)は「「国民負担は生じない」と説明している」そうですが、デットエクイティ・スワップですから、企業会計であれば債権者である政府には、大きな損失が出るはずです。
もちろん、公会計の世界なので企業会計が適用されるわけではありませんが、「負担は生じない」といいきってしまえるというのは企業会計的な感覚が全くないのでしょう。
そうした役所が有価証券報告書を受け付けて審査したいるわけですが、大丈夫なのでしょうか。
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