会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

2022年上期IPO市場の動向(監査法人トーマツより)

2022年上期IPO市場の動向

2022年上期のIPOの動向を解説した記事。

「2022年上期の株式市場は、ロシア・ウクライナ情勢や資源高などの影響を受け、国内IPO企業数は47社(TOKYO PRO Marketへの上場10社を含む)と、2021年上期の59社(TOKYO PRO Marketへの上場6社を含む)から12社減少する結果となった。」

しかし、長期トレンドで見れば堅調なのだそうです。

2022年上期は以下のような特徴があるそうです。

「① 市場別…引き続きグロース市場(旧マザーズ市場)へのIPOの割合は高く、全体の59%を占めている。

② 業種別…情報通信業が全体の23%、サービス業が全体の36%を占めた。

③ 発行総額…ロシア・ウクライナ情勢や資源高などの影響を受けた株式市場の混乱を背景に、発行総額100億円を超えるIPO企業は無く、中小型IPOが中心となった。また、海外での募集・売出しを実施したIPOは7社(前年同期14社)となり、海外オファリングも減少した。

④ IPOのタイミング…期越え上場数は22社となり、全体の46%を占める結果となった。

⑤ IFRS適用によるIPO…2021年上期は投資ファンドが主要株主となっている企業4社がIFRSを適用した。一方、2022年上期は、IFRS適用IPO企業は無かった

⑥ 時価総額…初値時価総額1,000億円以上の企業は1社に減少した(前年同期は3社)。

⑦ 赤字上場…上場直前期の当期純損失企業は10社に減少した(前年同期は11社)。」

それぞれについて、数字を示してさらに詳しく解説しています。

これもかなり詳しい解説記事です。

2022年上半期のIPO動向について(あずさ監査法人)(PDFファイル)

さまざまな統計数字が掲載されていますが、監査法人のシェアを引用させてもらうと...

2021年は新日本が1位でしたが、2022年上期はトーマツがトップです。

初値時価総額1位の会社(ANYCOLOR)の監査法人は、太陽でした。

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