かつて東証1部に上場していた多田建設が3度目の会社更生法の適用を申請したという記事。
総合建設業
多田建設株式会社
会社更生法の適用を申請
負債179億円
こちらの記事では倒産の原因について次のように書いています。
「サブプライムローン問題に端を発した不動産・建設業界への金融機関の与信体制が厳しくなり、取引先のマンションデベロッパーの経営悪化、破綻により不良債権が発生。資産超過ながら7月末の資金繰りが付かなくなり、今回の措置となった。」
簿価ベースで資産超過だからといっても、あまり意味はなく、瀬戸際の会社にとっては資金繰りにかかっています。バブル崩壊後は実質債務超過のゼネコンを金融機関が支えるということがありましたが、最近はあっさり見放すようです。
同社に出資しているアセット・マネジャーズ・ホールディングス(大証ヘラクレス上場)のプレスリリース(PDFファイル)
「・・・建築基準法改正に伴うマンション工事の受注減少に加え、新興マンションデベロッパーを中心とする取引先の経営悪化・破綻等による債権の回収遅延・不能の事態に直面し、不動産等の資産売却や借入・手形割引等による資金調達の途を模索してまいりました。しかし、平成20年7月末までに必要な資金を調達する目処が立たず、支払い不能のおそれが生じた・・・」
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