会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

老人施設大手が所得隠し ベストライフ社に東京国税局指摘(産経より)

老人施設大手が所得隠し ベストライフ社に東京国税局指摘

ベストライフという有料老人ホーム経営会社と関係法人が、2008年8月期までの7年間に10億円超の所得隠しを指摘されていたという記事。

「関係者によると、同社は税務申告の際、IT企業「アドテックス」(東京、倒産)などの株式購入による投資の失敗で10億円超の損失が生じたとしていた。だが実際は投資は長井氏(創業者)本人がベストライフから借金をして16年ごろから購入したもので、同社が自社取引のように装って損失を肩代わりしていたことが明らかになった。」

脱税というより会社からの10億円(資金流出額でいえばもっと大きいかもしれません)の横領ではないかという感じもしますが、非公開会社であり、ガバナンスが議論できるような会社ではなさそうですから、税金面だけでの指摘となるのでしょう。

ちなみにアドテックスは粉飾事件を起こして倒産した上場会社です。

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