(当サイトでも何回か取り上げましたが)「電通ワークス」という電通の子会社が、LED電球の取引を巡って大きな損害を出した事件で、関係者らが詐欺容疑で立件されるという記事。
「電通ワ社は平成21年にLED電球の仕入れや販売事業に進出し、専門の販売会社と提携。一連の取引で販売会社に支払った前渡金は総額40億円以上に上るといい、組対4課は取引資金の一部が暴力団に流れた可能性もあるとみている。
捜査関係者によると、電通ワ社は22年夏ごろ、都内のコンサルティング会社から「大手量販店の計1650店舗の電球をLED化する話がある」と事業の売り込みを受け、販売会社にLED電球約77万本を発注、前渡金を支払った。
販売会社は都内のメーカーに電球の製造を発注。23年1月から電球が納入されてきたが、半年たっても設置は約10店舗にとどまり、大量の在庫が発生。その後、事業自体に全く実体がなかった事実が判明した。」
実際に電球が納入されたので、前渡金が完全に架空だったわけではありませんが、「大手量販店の計1650店舗の電球をLED化する話」がほとんど架空だった(前渡金を引き出すための材料にすぎなかった)ということでしょう。
事件全体については現代ビジネスの記事が詳しいようです。ジャスダック上場会社が巻き込まれたりしています。
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